Wikitude SDK APIリファレンス

バージョン: 8.1.0
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GeoLocationクラス

継承元: Location
モジュール: AR

GeoLocationのすべてのインスタンスは、地球の3次元空間内の位置を表します。

GeoLocationは緯度と経度、およびオプションの高度プロパティで構成されています。高度が指定されていない場合、高度はAR.CONST.UNKNOWN_ALTITUDEに設定されます。アプリケーションでは、そのロケーションの高度は暗黙的にユーザーの現在の高度に設定されます。

使用される座標系はWGS 84です（詳細についてはWikipediaの記事を参照）。

通常は、GeoLocationのインスタンスを生成し、それをGeoObjectおよびActionRangeのインスタンス生成に使用します。

例:
var location1 = new AR.GeoLocation(47.77317, 13.069929);
var altitude = location1.altitude; //altitude = -32768
var location2 = new AR.GeoLocation(47.77317, 13.069929, 320.);
altitude = location2.altitude; //alt = 320
var object1 = new AR.GeoObject(location1);
var object2 = new AR.GeoObject(location2);

コンストラクター

GeoLocation

(
  • latitude
  • longitude
  • altitude
  • options
)

パラメーター:

  • latitude Number

    ロケーションの緯度（10進法単位）。

  • longitude Number

    ロケーションの経度（10進法単位）。

  • altitude（デフォルト値: AR.CONST.UNKNOWN_ALTITUDE）Number オプション

    ロケーションの高度（m単位）。

  • options Object オプション

    追加のオブジェクトプロパティをカスタマイズするためのパラメーター。

    設定可能なプロパティは以下のとおりです。

項目索引

メソッド

プロパティ

イベント

メソッド

destroy

()

継承元: ARchitectObject

オブジェクトを破棄します。

distanceTo

(
  • location
)
Number

継承元: Location

引数として渡したLocationへの最短距離を直線距離として返します。高度プロパティは無視されます。

例:
var location1 = new AR.GeoLocation(47.77317, 13.069929);
var location2 = new AR.GeoLocation(47.77317, 13.069929, 320.);
var location3 = new AR.GeoLocation(47.77317, 14.069929, 640.);
var dist = location2.distanceTo(location1); //dist = 0.
dist = location2.distanceTo(location3); //dist = 74730.

パラメーター:

  • location Location

    距離を計算する対象のLocation。

戻り値:

Number:

距離を表す数値（m単位）。

distanceToUser

() Number

継承元: Location

ユーザーの現在の位置への最短距離を直線距離として返します。高度プロパティは無視されます。

ユーザーの現在の位置が特定できない場合は、undefinedが返されます。

戻り値:

Number:

距離を表す数値（m単位）。

プロパティ

altitude

Number

ロケーションの高度（m単位）。値は数値にする必要があります。数値でない場合は例外がスローされます。

デフォルト値: AR.CONST.UNKNOWN_ALTITUDE

destroyed

Boolean

継承元: ARchitectObject

オブジェクトがすでに破棄されているかどうかを示します。

latitude

Number

ロケーションの緯度（10進法単位）。値は-90〜90の範囲内の数値にする必要があります。それ以外の場合は例外がスローされます。

longitude

Number

ロケーションの経度（10進法単位）。値は-180〜180の範囲内の数値にする必要があります。それ以外の場合は例外がスローされます。

イベント

onError

ロケーションがロードできなかったときにトリガーが発生します。

このトリガーのデフォルト値はnullであり、トリガーが発生したときに何もアクションは実行されません。開発者はonErrorトリガーにカスタム関数を指定することで、カスタム機能を追加できます。

イベントペイロード: