GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J
アクティブセル

フォーカスのあるセルがアクティブセルです。値の編集などユーザーの操作の対象となります。既定では、アクティブセルの周囲は太枠で表示されます。

アクティブ セル

アクティブセルの外観は変更できます。詳しくは「アクティブセルの外観」を参照してください。

アクティブセルの取得/設定

アクティブセルに関して、コントロールが提供するプロパティは次のとおりです。

プロパティ 説明
ActiveCell アクティブ セルを取得します。
ActiveCellPosition アクティブ セルの位置を取得/設定します。
ActiveColumn アクティブな列を取得します。
ActiveColumnIndex アクティブな列の列インデックスを取得します。
ActiveRow アクティブな行を取得します。
ActiveRowIndex アクティブな行の行インデックスを取得します。

コントロールはユーザーのセルに対する操作を無効にし、リストボックスのように行を選択する操作モードを提供しています。これらの操作モードが設定された場合、フォーカスは行に設定され、行がユーザーの操作の対象となります。この場合、フォーカスのある行がアクティブな行となり、アクティブな列およびアクティブ セルは Null となります。操作モードについて詳しくは「操作モード」を参照してください。

アクティブセルの情報を取得するには、上記のいずれのプロパティも有効ですが、任意のセルをアクティブに設定する場合は、ActiveCellPosition プロパティを使用します。次のサンプルコードは、行インデックス2、列インデックス3のセルをアクティブにする例です。

C#
コードのコピー
gcSpreadGrid1.ActiveCellPosition = new CellPosition(2, 3);
Visual Basic
コードのコピー
GcSpreadGrid1.ActiveCellPosition = New CellPosition(2, 3)

ユーザーによるアクティブセルの移動

ユーザーはマウスでセルをクリックするか、キーボード操作でアクティブセルを移動できます。キーボード操作については「キーボード操作」を参照してください。アクティブセルの移動に関して次のイベントが発生します。

イベント 説明
CellEnter アクティブ セルが移動したときに発生します。
CellLeave アクティブ セルが他のセルに移動するときに発生します。

コントロールはユーザーのセルに対する操作を無効にし、リストボックスのように行を選択する操作モードを提供しています。これらの操作モードが設定された場合、フォーカスは行に設定され、アクティブセルは Null となります。アクティブセルの移動に関するイベントは発生せず、選択範囲に関するイベントが発生します。選択範囲に関するイベントについて詳しくは「選択範囲の取得/設定」を参照してください。

アクティブセルのクリア

コントロールにアクティブセルが設定されていない状態にするには、アクティブセルの位置を CellPosition.Empty に設定します。次のサンプルコードを参照してください。

次のサンプルコードはコントロールにアクティブセルが設定されていない状態にします。

C#
コードのコピー
gcSpreadGrid1.ActiveCellPosition = CellPosition.Empty;
Visual Basic
コードのコピー
GcSpreadGrid1.ActiveCellPosition = CellPosition.Empty
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