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テキストファイルへの保存

シートのデータまたは書式付きデータを、既定のタブ区切り形式、または独自の区切り形式(csvファイルでカンマを使用するなど)を使用して、テキストファイルに保存できます。ヘッダを含めて保存するかどうかを指定することもできます。

タブ区切り形式では、タブ文字とCR文字で区切られたデータがファイルに保存されます。タブ区切り形式のテキストファイルは、標準的なテキストエディタで開き、編集し、そして保存することが可能です。独自の区切り形式では、指定した区切り記号(カンマ、引用符など)で区切られたデータがファイルに保存されます。

テキストファイルへの保存には、SheetViewクラスのSaveTextFileメソッド、またはSaveTextFileRangeメソッドを使用し、シート、または指定したセル範囲が対象となります。コントロールのすべてのシートを保存するには、各シートを、それぞれ個別のテキストファイルに保存する必要があります。

バージョン5以前の製品から移行した場合、SheetViewクラスのSaveTextFileおよびSaveTextFileRangeメソッドに、非推奨使用となった引数が含まれることがあります。その場合、引数の置換が必要です。

テキストファイルを読み込む方法については「テキストファイルの読み込み」を参照してください。

設定方法

シート全体を保存するには、SheetViewクラスのSaveTextFileメソッドを、シートの指定したセル範囲を保存するには、SaveTextFileRangeメソッドを使用します。これらのメソッドには複数のオーバーロードがあり、指定できる引数が異なります。使用するオーバーロードに応じて、引数を指定します。

サンプルコード

次のサンプル コードは指定のセル範囲のデータと書式を、ヘッダも含め、独自の区切り記号を使用してテキストファイルに保存します。

C#
コードのコピー
// セル範囲のデータと書式をテキストファイルに保存します。
fpSpread1.Sheets[0].SaveTextFileRange(1, 1, 1, 2, "C:\\filerange.txt", FarPoint.Win.Spread.TextFileFlags.Unformatted, FarPoint.Win.Spread.Model.IncludeHeaders.BothCustomOnly, "#", "%", "^");
Visual Basic
コードのコピー
' セル範囲のデータと書式をテキストファイルに保存します。
FpSpread1.Sheets(0).SaveTextFileRange(1, 1, 1, 2, "C:\filerange.txt", FarPoint.Win.Spread.TextFileFlags.Unformatted, FarPoint.Win.Spread.Model.IncludeHeaders.BothCustomOnly, "#", "%", "^")
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