PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
必須リストの検証(IncludeListValidator)

IncludeListValidatorを使用すると、セルの値が指定した値の一覧に合致するかどうかを検証できます。値が一覧のいずれの値にも一致しない場合、検証エラーになります。
デザイナによる設定
デザイナで必須リストの検証を設定するには、次のように操作します。この例では、文字列型セルに「東京」または「大阪」以外の文字列が入力されたときに検証エラーを表示します。空白文字も検証エラーとして認識されます。

  1. 値を検証するセルを選択する。(例: textBoxCell1)
  2. プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  3. 表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「IncludeListValidator」を選択し、[追加]をクリックする。
  4. [メンバ]リストでIncludeListValidatorが選択されていることを確認する。
  5. 画面右のプロパティグリッドでCandidatesプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  6. 表示された「文字コレクション エディタ」に、必須とする文字列を設定する。
    例:
    • 東京
    • 大阪
  7. [OK]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
  8. 画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  9. 表示されたCellValidateActionコレクションエディタでLineNotifyを追加する。
  10. [OK]ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
  11. [OK]ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
  12. デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
  13. 「京都」と入力してセルを移動したときに検証エラーになることを確認する。
  14. 「京都」を消して「大阪」を入力して移動したときに検証エラーにならないことを確認する。
コーディングによる設定
次のコードは、セルに「東京」または「大阪」以外の文字列が入力されたときに検証エラーを表示します。空白文字も検証エラーとして認識されます。

Imports GrapeCity.Win.MultiRow

Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell()
Dim IncludeListValidator1 As New IncludeListValidator()
IncludeListValidator1.Candidates = New String() {"東京", "大阪"}
IncludeListValidator1.Actions.Add(New LineNotify())
TextBoxCell1.Validators.Add(IncludeListValidator1)

Dim cells As Cell() = {TextBoxCell1}
GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells)
GcMultiRow1.RowCount = 10
using GrapeCity.Win.MultiRow;

TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell();
IncludeListValidator includeListValidator1 = new IncludeListValidator();
includeListValidator1.Candidates = new string[] { "東京", "大阪" };
includeListValidator1.Actions.Add(new LineNotify());
textBoxCell1.Validators.Add(includeListValidator1);

Cell[] cells = { textBoxCell1 };
gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells);
gcMultiRow1.RowCount = 10;
   
参照

 

 


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