PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
エンコード形式の検証(EncodingValidator)

EncodingValidatorを使用すると、セルの値が指定したエンコードの種類に一致するかどうかを検証できます。セルの値に指定したエンコードの種類に一致しない文字が含まれている場合、検証エラーになります。
デザイナによる設定
デザイナで文字列の比較による検証を設定するには、次のように操作します。

  1. 値を検証するセルを選択する。(例: textBoxCell1)
  2. プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  3. 表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「CompareStringValidator」を選択し、[追加]をクリックする。
  4. [メンバ]リストでEncodingValidatorが選択されていることを確認する。
  5. 画面右のプロパティグリッドでEncodingプロパティを選択し、「日本語 (シフト JIS)」を選択する。
  6. 画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  7. 表示されたCellValidateActionコレクションエディタでLineNotifyを追加する。
  8. [OK]ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
  9. [OK]ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
  10. デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
  11. 環境依存文字を入力してセルを移動したときに検証エラーになることを確認する。
  12. 環境依存文字を消して、非環境依存文字を入力して移動したときに検証エラーにならないことを確認する。
コーディングによる設定
次のコードは、セルにShift-JIS以外の文字が入力されたときに検証エラーを表示します。

Imports GrapeCity.Win.MultiRow

Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell()
Dim EncodingValidator1 As New EncodingValidator()
EncodingValidator1.Encoding = System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift-JIS")
EncodingValidator1.Actions.Add(New LineNotify())
TextBoxCell1.Validators.Add(EncodingValidator1)

Dim cells As Cell() = {TextBoxCell1}
GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells)
GcMultiRow1.RowCount = 10
using GrapeCity.Win.MultiRow;

TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell();
EncodingValidator encodingValidator1 = new EncodingValidator();
encodingValidator1.Encoding = System.Text.Encoding.GetEncoding("Shift_JIS");
encodingValidator1.Actions.Add(new LineNotify());
textBoxCell1.Validators.Add(encodingValidator1);

Cell[] cells = { textBoxCell1 };
gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(cells);
gcMultiRow1.RowCount = 10;
   
参照

 

 


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