PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
コンテキストメニューの拡大表示

タッチ操作時には、一部のセル型でコンテキストメニューを拡大表示することができます。また、拡大倍率を設定することも可能です。
概要
以下のセル型では、セルの編集時にタッチ操作(長押し)によりコンテキストメニューが表示されたとき、マウス操作時よりも大きいサイズのコンテキストメニューを表示します。
  • InputManCell
    • GcTextBoxCell
    • GcMaskCell
    • GcCharMaskCell
    • GcDateTimeCell
    • GcTimeSpanCell
    • GcNumberCell
    • GcComboBoxCell
    • GcPostalCell
    • GcAddressBoxCell
  • PlusPakCell
    • GcCalendarCell
    • GcColorPickerCell
    • GcFontPickerCell
  • ContextMenuやContextMenuStripプロパティを使用して、編集時のセルのコンテキストメニューをカスタマイズした場合には、拡大表示の機能は適用されません。
  • 長押しにより編集時のタッチツールバーが表示されるように設定されている場合は、コンテキストメニューは表示されません。
  • GcCalendarCellは、休日スタイルを設定するコンテキストメニューを拡大表示します。
拡大倍率の設定
TouchContextMenuScaleプロパティを使用して、タッチ操作時のコンテキストメニューの拡大倍率を設定します。デフォルトはマウス操作時の1.5倍で、設定可能な範囲は1〜4倍の範囲です。


(図)マウス操作時とタッチ操作時(1.5倍)のコンテキストメニュー

マウス操作時のコンテキストメニューはWeb サイトContextMenuコントロールを使用して形成されますが、タッチ操作時のコンテキストメニューはWeb サイトContextMenuStripコントロールを使用して形成されるため、背景色や区切り線などの外観が異なります。


次のサンプルコードは、日付コントロールのタッチ操作時のコンテキストメニューを2.5倍に表示する例です。
Imports GrapeCity.Win.MultiRow
Imports InputManCell = GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan

Dim GcTextBoxCell1 As New InputManCell.GcTextBoxCell()
' コンテキストメニューの大きさを既定の250%に拡大します。 
GcTextBoxCell1.TouchContextMenuScale = 2.5F

GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(New Cell() {GcTextBoxCell1})
using GrapeCity.Win.MultiRow;
using InputManCell = GrapeCity.Win.MultiRow.InputMan;

InputManCell.GcTextBoxCell gcTextBoxCell1 = new InputManCell.GcTextBoxCell();
// コンテキストメニューの大きさを既定の250%に拡大します。 
gcTextBoxCell1.TouchContextMenuScale = 2.5F;

gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(new Cell[] { gcTextBoxCell1 });
   
参照

 

 


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