CellErrorTextNeeded イベント

セルのエラーテキストが必要になると発生します。

構文

Public Event CellErrorTextNeeded As EventHandler(Of CellErrorTextNeededEventArgs)

public event EventHandler<CellErrorTextNeededEventArgs> CellErrorTextNeeded

イベントデータ

イベントハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、CellErrorTextNeededEventArgs 型の引数を受け取りました。次の CellErrorTextNeededEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ	解説
CellIndex	親Section内でのセルのインデックスを取得します。 GrapeCity.Win.MultiRow.CellEventArgsから継承されます。
CellName	セルの名前を取得します。 GrapeCity.Win.MultiRow.CellEventArgsから継承されます。
ErrorText	現在のCellのエラーを表す文字列を取得または設定します。
RowIndex	イベントが発生したオーナーRowのインデックスを取得します。 GrapeCity.Win.MultiRow.CellEventArgsから継承されます。
Scope	イベントが発生したセルの領域を取得します。 GrapeCity.Win.MultiRow.CellEventArgsから継承されます。
SectionIndex	イベントが発生したオーナーSectionのインデックスを取得します。 GrapeCity.Win.MultiRow.CellEventArgsから継承されます。

解説

CellErrorTextNeededイベントは、GcMultiRowコントロールのDataSourceプロパティが設定されている場合、またはそのVirtualModeプロパティがtrueの場合にのみ発生します。CellErrorTextNeededイベントは、ユーザーがセルの値または状態に基づいてセルのエラーを判断する場合に役立ちます。
ユーザーがCellErrorTextNeededイベントを処理してハンドラ内でエラーテキストを指定すると、ShowCellErrorsプロパティがfalseに設定されている場合を除き、セルにエラーグリフが表示されます。ユーザーがマウスポインタをエラーグリフの上に移動すると、ツールチップにエラーテキストが表示されます。
CellErrorTextNeededイベントは、Cell.ErrorTextプロパティの値が取得されたときにも発生します。
ユーザーはCellEventArgs.RowIndex（またはCellEventArgs.SectionIndex）、CellEventArgs.CellIndex（またはCellEventArgs.CellName）、CellEventArgs.Scopeの各プロパティを使用してセルの状態または値を確認し、その情報に基づいてCellErrorTextNeededEventArgs.ErrorTextプロパティを変更できます。このプロパティはセルのErrorTextプロパティの値で初期化されます（その後、このイベントの値によってオーバーライドされます）。

参照