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マスクの書式設定
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Mask プロパティを設定することで、入力検証を提供し、C1MaskedTextBox コントロールに表示される内容の表示方法を書式設定できます。MaskedTextBox for UWP は、Microsoft によって定義された標準の数値書式文字列をサポートし、Mask プロパティは、WinForms の標準の MaskedTextBox コントロールと同じ構文を使用します。これにより、アプリケーションやプラットフォーム間でマスクを再利用することが容易になります。

デフォルトでは、Mask プロパティは未設定で、入力マスクは適用されません。マスクを適用する場合、Mask 文字列は1つ以上のマスク要素で構成される必要があります。コントロールに表示される他の要素として、リテラルとプロンプトがあります。TextMaskFormat プロパティで指定されている場合は、これらの要素も使用できます。

次の表は、いくつかのサンプルマスクを示します。

マスク 動作
00/00/0000 国際的な日付書式の日付(日、月の数値、年)。「/」文字は論理日付区切りです。ユーザーには、アプリケーションの現在のカルチャに合わせた日付区切りが表示されます。
00->L<LL-0000 米国の書式での日付(日、月の省略名、年)。この書式では、月名が3文字の省略形で表示され、先頭が大文字、後の2文字が小文字になります。
(999)-000-0000 米国の電話番号(市外局番はオプション)。オプションの文字を入力しない場合は、スペースを入力するか、マスク内の最初の0の位置にマウスポインタを直接置きます。
$999,999.00 0〜 999999 の範囲の通貨の値。通貨記号、桁区切り記号、小数点記号は、実行時にカルチャ固有の記号に置き換えられます。

TextMaskFormat プロパティに次の要素のいずれかを設定して、マスクに含まれる内容を定義できます。

オプション 説明
IncludePrompt ユーザーによるテキスト入力と、すべてのプロンプト文字を返します。
IncludeLiterals ユーザーによるテキスト入力と、マスクで定義されているすべてのリテラル文字を返します。
IncludePromptAndLiterals ユーザーによるテキスト入力と、マスクで定義されているすべてのリテラル文字およびすべてのプロンプト文字を返します。
ExcludePromptAndLiterals ユーザーによるテキスト入力のみを返します。

以下のトピックでは、使用または表示できるマスク要素、リテラル要素、プロンプト要素について詳しく説明します。

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