セクションレポートでは、レポートをデータベースに接続すると、バウンドフィールドは自動的に［レポートエクスプローラ］の［フィールド］ノードの配下にある［バウンドフィールド］ノードの配下に表示されます。しかし、計算フィールドは［フィールド］ノードの配下にある［計算フィールド］に手動で追加する必要があります。［レポートエクスプローラ］では、［フィールド］ノードを展開します。

1. ［計算フィールド］ノードを右クリックし、［追加］を選択します。これにより、「Field1」のようなデフォルトの名前のアンバウンドフィールドが作成されます。
   
   
2. ［レポートエクスプローラ］では、「Field1」を選択し、［プロパティ］ウインドウにあるFormulaプロパティを使用してフィールドの値を設定します。例えば、在庫を計算するには、Formulaプロパティに、「=UnitsInStock - ReorderLevel」のような式を入力します。
   
   
   
   Nameプロパティを使用し、フィールドの名前を変更できます。
   
3. フィールドを［計算フィールド］ノードからレポートのDetailセクション上にドラッグ&ドロップします。これにより、DataFieldプロパティに計算フィールドが設定されたTextBoxオブジェクトが作成されます。

メモ:バウンドフィールドのDataFieldプロパティを、C＃の式を追加したフィールド式に変更することもできます。詳細は、「フィールド式を追加する」を参照してください。

ページレポートまたはRDLレポートでは、フィールドの型にかかわらず、すべてのフィールドが［レポートエクスプローラ］の［データセット］ノードの配下に表示されます。［データセット］ダイアログから新規のフィールドを追加し、計算フィールドを追加することができます。

メモ:以下の手順は、レポートにデータセットを既に追加したことを前提としています。詳細は、「データセットの追加」を参照してください。

1. ［レポートエクスプローラ］にある［データセット］ノードを右クリックし、［編集］を選択します。
2. ［データセット］ダイアログでは、［フィールド］ページへ移動し、［追加］（+）ボタンをクリックして空白のフィールドを追加します。
   
3. ［名前］オプションでは、フィールドの名前を入力します。デフォルトでは、「Field1」が表示されています。
4. ［値］オプションでは、ドロップダウンから＜式...＞を選択し、［式エディタ］を開きます。
5. ［式エディタ］では、計算フィールドの値として使用したい式を作成します。例えば、「価格」を計算するには、［式］フィールドに、「=[Quantity]*[Price]」を入力します。詳細は、「式」を参照してください。
6. ［OK］をクリックし、［式エディタ］と［データセット］ダイアログを閉じます。
7. ［レポートエクスプローラ］の［データセット］ノードの配下にフィールドとして表示された計算フィールドをデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。これにより、Valueプロパティに計算フィールドの式が設定されたTextBoxオブジェクトが作成されます。