PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
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ActiveReportsでは、式を使用することで、レポート内のコントロールに値を設定したり、特定の条件に応じてプロパティの値を変更することができます。式は、以下の場所で設定できます。

式はすべて等号(=)で始まります。例えば、TextBoxにフィールドの値を設定する式は以下のようになります。
=Fields!LastName.Value

[式エディタ]ダイアログ

式エディタを用いて式を素早く作成できます。このダイアログでは、レポートやプロパティに設定したい式を一覧の中から選択できます。コントロールのほぼすべてのプロパティについて、プロパティウィンドウのドロップダウンリストから<式...>を選択することで式エディタを開くことができます。

式エディタでは以下の7種類のフィールドから選択できます。

式エディタで式を作成する

レポート内に式を使用する

そのままの状態ではレポートに表示できないデータの場合、式を使用することで意図する内容にデータをカスタマイズして表示させることができます。式の設定方法の例をいくつか説明します。

フィールドと文字列を連結する

条件付き書式

関数

デザイン時に式を表示する

レポートをデザインするとき、式のテキスト全体が長くなる場合があります。ActiveReportsでは、式を縮小して読みやすくすることができます。

式が次のような形の場合、
=Fields!<FieldName>.Value

デザイン表面上のテキストボックスには次のように表示されます。
=[<FieldName>]

テキストボックスをダブルクリックすると式は全て編集モードになります。

次のような集計式の場合、
=<Aggregate>(Fields!<FieldName>.Value)

デザイン表面上のテキストボックスには次のように表示されます。
=<Aggregate>([<FieldName>])

この短縮式は、表示の場合だけ使用され、フィールド名を読みやすくします。テキストボックスのデザイン面やプロパティ設定ダイアログ内のドロップダウンには、この短縮式が表示されます。

メモ : 上記のような短縮形式で、フィールド名を入力できます。また、レポートを実行する時は、式は完全な形式で評価されます。

フィールド名以外にも、パラメータの場合は[@Param]、[&PageNumber](ページ番号)のように短縮され、共通フィールドの場合は[&Value]に短縮されてデザイン面上に表示されます。ただし、式エディタに短縮した式は使用できませんので、ご注意ください。

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