GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
ピラミッドチャートの作成
ActiveReportsユーザーガイド > 概念 > ページレポート/RDLレポートの概念 > ページレポート/RDLレポートのレポートコントロール > Chart > プロット > ファンネルとピラミッドチャート > ピラミッドチャートの作成

以下のトピックでは、ピラミッドチャートを作成する方法を紹介します。このチャートは、組織内の従業員の階層構造を示し、個別の垂直ピラミッドの形で表されます。

Pyramid Chart

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「NwindDataSource」に変更します。
  2. 種類を「Json Provider」に設定します。
  3. [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「埋め込み」に設定します。
  4. [埋め込むファイル/URLの選択、またはデータの入力]フィールドに、次のデータを入力します。

    JSONデータ

    コードのコピー
    {
       "data":{
          "人数s":[
             {
                "役職名":"部長",
                "レイヤー":4,
                "人数":15
             },
             {
                "役職名":"上級副社長",
                "レイヤー":2,
                "人数":3
             },
             {
                "役職名":"取締役",
                "レイヤー":3,
                "人数":8
             },
             {
                "役職名":"開発者",
                "レイヤー":6,
                "人数":23
             },
             {
                "役職名":"最高責任者",
                "レイヤー":1,
                "人数":1
             },
             {
                "役職名":"シニア開発者",
                "レイヤー":5,
                "人数":10
             },
             {
                "役職名":"ジュニア開発者",
                "レイヤー":7,
                "人数":11
             }
          ]
       }
    }
    
    詳細については、「JSON Provider」を参照してください。
  5. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
  6. [OK]をクリックして変更を保存します。

データセットを追加する

  1. [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「OrgDS」と入力します。
  2. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
    データセットクエリ
    Copy Code
    $.data.人数s[*]
       
  3. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
  4. [OK]をクリックして変更を保存します。

チャートを作成する

チャートウィザードを使用して、チャートのデータ値を構成し、チャートをカスタマイズします。レポートがデータセットに接続している場合、チャートウィザードは自動的に表示されます。詳細については、「チャートウィザード」を参照してください。

  1. Chartコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。チャートウィザードが表示され、データセットとチャートの種類を選択できます。
  2. データセット名を「OrgDS」に設定し、[種類の設定]を「ピラミッド」に設定します。
  3. [次へ]をクリックします。
  4. [データ]では、新しい値を追加し、[フィールド]を「=[人数]」に設定します。
  5. [カテゴリ]では、[フィールド]を「=[役職名]」に設定し、[内訳]を「Stacked」に設定します。
  6. [次へ]をクリックして、グラフをプレビューします。
     Funnel Chart - Preview
    プレビュー画面では、チャートのパレットを変更したり、その他のカスタマイズを行うこともできます。または、以下で説明するように、ウィザードを終了してこれらのスマートパネルにアクセスできます。 

カスタマイズを設定する

グラフがデータ値で構成されたので、スマートパネルを使用して、グラフ要素をカスタマイズします。

プロット

  1. プロットの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[プロット-Plot1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [エンコード]ページに移動し、[詳細]タブで、が「=[役職名]」に設定されていることを確認し、次のプロパティを設定します。
    • 並べ替え > 対象フィールド:=[レイヤー]
    • 並べ替え > 方向:Descending
  3. [外観]ページに移動して、透明度を「70%」に設定します。
  4. [OK]をクリックして、プロットの設定を完了します。

Y軸

  1. Y軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Y軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、[タイトル]フィールドからテキストを削除して、グラフのY軸のタイトルを非表示にします。
  3. [ラベル]ページに移動し、[ラベルを表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  4. [軸線]ページに移動し、[軸を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  5. [主グリッド線]ページに移動し、[グリッド線を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  6. [OK]をクリックして、Y軸の設定を完了します。

X軸

  1. X軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[X軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、[タイトル]フィールドからテキストを削除して、グラフのX軸のタイトルを非表示にします。
  3. [ラベル]ページに移動し、[ラベルを表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  4. [軸線]ページに移動し、[軸を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  5. [OK]をクリックして、X軸の設定を完了します。

チャートパレット

  1. グラフの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Chart1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [パレット]ページで、ドロップダウンから「Flatly」に設定します。
  3. [OK]をクリックして、カスタムパレットの設定を完了します。

凡例-Color

  1. 凡例のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラーで[凡例-Color]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [レイアウト]ページに移動し、レイアウトを「Horizontal」に、位置を「Bottom」に設定します。
  3. [OK]をクリックして、グラフの凡例の設定を完了します。

ヘッダ

  1. グラフヘッダのスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[ヘッダ]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [全般]ページに移動し、[タイトル]を「組織構造」に設定します。
  3. [フォント]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • サイズ:20pt
    • :#3da7a8
  4. [OK]をクリックして、グラフヘッダの設定を完了します。
    必要に応じて、グラフのサイズを変更することができます。
       Pyramid Chart at Design Time        
  5. チャートの構成とカスタマイズが完了したら、レポートをプレビューします。