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セクションレポートでは、CrossSectionLineとCrossSectionBoxレポートコントロールを使用して、外枠や内側の罫線を複数のセクションにまたがって表示することができます。これらのレポートコントロールのプロパティを使用して線の外観を指定し、CrossSectionBoxの角を丸めることもできます。

これらのコントロールは、いずれかのヘッダ／フッタセクションのみで配置が可能です。そして、自動的に対となるフッタ／ヘッダセクションまで拡大して配置されます（コントロールをフッタセクションへ配置することもできますが、その場合、［レポートエクスプローラ］で自動的に対となるヘッダセクションに関連付けられます）。

CrossSectionLineコントロールは、ヘッダセクションから対となるフッタセクションまで縦線を描画します。実行時には、この縦線は詳細セクションにまたがって表示されます。CrossSectionLineの外観は、以下のプロパティを使って変更することができます。

プロパティ	解説
LineColor	線の色を取得、または設定します。
LineStyle	線のスタイルを「Solid」、「Dash」、「Dot」、「Double」などのスタイルから選択します。
LineWeight	線の太さを指定します。

CrossSectionBoxコントロールは、ヘッダセクションから対となるフッタセクションまで四角形を描画します。CrossSectionBoxの外観は、前述のCrossSectionLineのプロパティに加えて、以下のプロパティを使って変更することができます。

プロパティ	解説
Radius	角丸の半径を設定します。「Default」、「TopLeft」、「TopRight」、「BottomLeft」、「BottomRight」のオプションを設定します。「Default」を選択すると、Shapeコントロールの角丸の大きさは同じ半径に設定されます。既定値は「0」（ポイント）です。
BackColor	背景色を設定します。

メモ: 背景色（BackColor）は最背面に、罫線（LineColor）は最前面に描画されます。

注意:

Groupセクションを使用したマルチカラム形式のレポート（ColumnLayoutプロパティを「True」に設定）においては、CrossSectionコントロール（CrossSectionBox、CrossSectionLine）は正しく描画されません。
CrossSectionコントロール（CrossSectionBox、CrossSectionLine）は、複数のセクションにまたがって描画されます。そのため、セクションのイベントにおいて外観などを変更することができません。CrossSectionコントロールの外観は、ReportStartイベントでのみ動的な変更が可能です。
グループヘッダのUnderlayNextプロパティに「True」が設定されているとき、CrossSectionBoxコントロールが描画されない場合があります。

CrossSectionLineコントロールの［プロパティ設定］ダイアログ

CrossSectionLineコントロールの各プロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のCrossSectionLineコントロールを選択した状態で、［プロパティ］ウィンドウの下部にあるコマンドから「プロパティ設定ダイアログ」リンクをクリックします。表示される［CrossSectionLine］ダイアログが、CrossSectionLineコントロールのプロパティ設定ダイアログにあたります。
［CrossSectionLine］ダイアログでは、以下の各ページでCrossSectionLineコントロールのプロパティを設定することができます。

CorssSectionBoxコントロールの［プロパティ設定］ダイアログ

CrossSectionBoxコントロールの各プロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のCrossSectionBoxコントロールを選択した状態で、［プロパティ］ウィンドウの下部にあるコマンドから「プロパティ設定ダイアログ」のリンクをクリックします。表示される［CrossSectionBox］ダイアログが、CrossSectionBoxコントロールのプロパティ設定ダイアログにあたります。
［CrossSectionBox］ダイアログでは、以下の各ページでCrossSectionBoxコントロールのプロパティを設定することができます。