GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
ActiveReports for .NETデザイナの使用
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ActiveReportsには、Visual Studioに統合されたデザイナが用意されています。レポートレイアウトの編集を、デザイナ上で視覚的に操作することができるほか、コード、スクリプト、正規表現でも設定が可能です。デザイナ上では、Visual Studioの通常のフォームと同様に、ツールボックスから各コントロールをレポート上に配置し、[プロパティ]ウィンドウを使用してレポートの各要素を設定します。また、レポートエクスプローラ上では、レポートコントロールのツリービューを表示することができます。

ページレポート、RDLレポート、セクションレポートの3種類のレポートレイアウトがサポートされています。

ページレポート

このレイアウトでは、レポートがページ単位で定義されます。1ページだけをデザインしてそのページを繰り返して表示することや、複数のページをデザインし、それらのページを繰り返し表示することができます。レポートデータは、ページレポートのレポートコントロールをページ上に配置して表示します。このレイアウトで設計されたレポートはRDLX形式で保存されます。

RDLレポート

このレイアウトでは、コントロールの内容に合わせてコントロールの高さが拡大されます。このレイアウトで設計されたレポートはRDLX形式で保存されます。

セクションレポート

このレイアウトでは、レポートがデフォルトで、ページヘッダ(PageHeader)、詳細(Detail)、ページフッタ(PageFooter)の3つのセクションに分かれています。ページヘッダやフッタは削除することができます。また、レポートヘッダやフッタ、および最大32のグループヘッダやフッタを追加することができます。セクションレポートのレポートコントロールをこれらのセクション上に配置し、レポートデータを表示します。このレイアウトで作成されたレポートはRPX形式で保存されます。

Visual Studioで選択したテーマは自動的にデザイナにも適用されます。例えば、Visual Studioで「濃色」テーマを選択した場合、このテーマはデザイナにも自動的に適用されます。Visual Studioのテーマは、レポートエクスプローラ、レイヤー一覧、グループエディタ、レポートライブラリなど、デザイナの様々な要素に適用されます。

このテーマの自動適用は、Visual Studio上ですべてのレポート(セクションレポート、ページレポートおよびRDLレポート)を開いた時に機能します。

トピックの内容

設計画面
ページレポート、RDLレポート、セクションレポートの各デザイナについて説明します。
[レポート]メニュー
Visual Studioの[レポート]メニューに用意されているオプションについて説明します。
デザイナのタブ
デザイナの[デザイナ]、[スクリプト]、[プレビュー]タブについて説明します。
デザイナ設定ボタン
デザイナ上のグリッド線の設定、ドラッグ&ドロップの設定、マウスモードなどの制御について説明します。
ページのタブ
ページレポートで、同一レポート内に異なるページレイアウトを使用する方法について説明します。
ツールバー
ActiveReportsのツールバーで提供されるコマンドについて説明します。
レポートエクスプローラ
レポートエクスプローラを使用して、レポートコントロール、データ領域、パラメータ、およびその他のレポート上のアイテムを管理する方法について説明します。
ツールボックス
レポートレイアウトのデザインに使用することのできるコントロールについて説明します。
[プロパティ]ウィンドウ
レポートコントロール、データ領域、レポートセクション、およびレポート自体のプロパティにアクセスする方法について説明します。
ルーラー
レポートのデザイナ面上のルーラーを使用して、レポートレイアウトを調整する方法について説明します。
スクロールバー
自動スクロール機能を含め、スクロールバーの動作について説明します。
スナップライン
スナップラインとその動作について説明します。
ズームサポート
レポートレイアウトの拡大・縮小機能について説明します。
メモ: ここではIDEに統合されたActiveReportsデザイナの各要素について説明します。単体でインストールされるActiveReportsのデザイナアプリケーションとは一部異なる要素があります。