PowerTools PlusPak for Windows Forms 8.0J
タッチ機能

GcCalendarコントロールでは、次のタッチ操作に最適化した機能を備えています。

ボタン サイズの変更
NavigatorButtonSizeプロパティで、以下のボタンのサイズを変更できます。

' ナビゲータに ScrollBar を表示します。
GcCalendar1.ShowNavigator = GrapeCity.Win.Calendar.CalendarNavigators.ScrollBar
' ズームボタンを表示します。
GcCalendar1.ShowZoomButton = True
' ナビゲータボタンのサイズを設定します。
GcCalendar1.NavigatorButtonSize = New Size(30, 30)
// ナビゲータに ScrollBar を表示します。
gcCalendar1.ShowNavigator = GrapeCity.Win.Calendar.CalendarNavigators.ScrollBar;
// ズームボタンを表示します。
gcCalendar1.ShowZoomButton = true;
// ナビゲータボタンのサイズを設定します。
gcCalendar1.NavigatorButtonSize = new Size(30, 30);
  • NavigatorButtonSize プロパティの設定はマウス操作の場合にも有効です。

ボタンの長押し操作
GcCalendar コントロールでは、ナビゲーションボタンまたはスクロールボタンを長押しすることで自動繰り返しが行われ、カレンダーの表示が切り替わります。


月ポップアップを抑制
GcCalendar コントロールでは、カレンダーのヘッダ上でマウスボタンを押下したとき、前後の月を選択するポップアップを表示できます。これはマウス操作には便利ですが、タッチでは難しい操作のため、これを無効にして代わりにボタン操作を促すことができます。 ##追記
カレンダータイプの切り替え
GcCalendar コントロールでは、ピンチ・ストレッチ操作によりカレンダータイプを切り替えることができます。
カレンダータイプの詳細については、GcCalendar コントロールの「レイアウトの変更 - カレンダータイプ」を参照してください。
日付を選択する MonthDay カレンダー(月-日カレンダー)と、月を選択する YearMonth カレンダー(年-月カレンダー)を切り替えるには、 GcCalendar.CalendarType プロパティを設定するか、GcCalendar.ShowZoomButton プロパティにより表示されたズームボタンを押下して行いますが、タッチデバイスを使用している場合はこれらのプロパティ設定に依らず、ピンチおよびストレッチ操作により切り替えることができます。



ピンチ・ストレッチ操作によるカレンダータイプの切り替えは、既定では無効になっています。この機能を有効にするには、GcCalendar.EnableTouchZoom プロパティに True を設定します。

GcCalendar1.EnableTouchZoom = True
gcCalendar1.EnableTouchZoom = true;
コンテキストメニューの拡大
タッチ操作で休日スタイルを表示した場合、マウス操作で表示するコンテキストメニューよりも項目間のスペースが大きいサイズで表示できます。


タッチ操作で表示するコンテキストメニューの大きさは TouchContextMenuScaleプロパティで設定できます。
GcCalendar1.TouchContextMenuScale = 2.5F
gcCalendar1.TouchContextMenuScale = 2.5F;
スクロール操作

SelectionModeプロパティにOneまたはMultiSimpleを設定している場合、タッチ操作でカレンダーをスクロールでき、パンによる月や年の移動が可能です。スクロールの方向や移動は、カレンダータイプにより異なります。

また、スクロール操作にはアニメーション効果が適用されます。アニメーション効果を無効にする場合は、EnableScrollAnimationプロパティをFalseに設定します。

  • アニメーション効果は水平方向にのみ対応しています。垂直方向にパン操作を行い年単位の移動が行われても、アニメーション効果は水平方向の動作となります。
  • SelectionModeプロパティにMultiRichを設定している場合は、タッチでのスクロール操作は利用できません。
参照