Webアプリケーションの配布

ここでは、JPAddressを使ったWebアプリケーションを配布する方法について説明します。

Webサーバーへの配置

アプリケーションを運用環境に配布するにはWebサーバー上に配置する必要があります。Webサーバーにアプリケーションを配布するには、「 Webサイト

Visual Studio および ASP.NET の Web 配置コンテンツマップ」を参照してください。
本項では、既にアプリケーションがWebサーバーに配置されていることを前提として説明します。

ランタイムファイルの配置

アプリケーションと一緒にJPAddressのランタイムファイルを配布します。詳細については「ランタイムファイルの配布について」を参照してください。

Web.configファイルの修正

住所検索を行う際に必要な辞書ファイルへの参照を設定します。辞書ファイルをBinフォルダ以下に配置しない場合に限り、Web.configファイルに構成セクションを追加して辞書ファイルの配置場所を指定します。
以下はDataフォルダの辞書ファイルを参照する場合のWeb.configファイルの記載例です。

<configuration>
  <appSettings>
    <add key="JPAddressDataFileDirectory" value="~/Bin/Data" />
  </appSettings>
</configuration>

辞書ファイルの設定については、「辞書ファイルについて」も参照してください。

IISのアクセス権限の設定

辞書ファイルの自動更新機能を利用する場合、辞書ファイルの配置フォルダに対してアクセス権限の設定が必要です。辞書ファイルは自動更新機能で最新のファイルに更新されますので、書き込みの権限を与えてください。

Medium信頼レベル環境への配置

ホスティングサーバーや共有サーバーなどでは、WebアプリケーションをMedium信頼レベル環境に配置しなければならない場合があります。JPAddressはMedium信頼レベル環境への配置が可能です。その際、製品固有の特別な設定はございません。ただし、いくつかの制限事項がありますので、ご注意ください。制限事項につきましては、「制限事項と注意点」を参照してください。

Server Core環境への配置

JPAddress for ASP.NET 2.0J Service Pack 1より、Server Core環境への配置がサポートされました。使用上の制限事項につきましては、「制限事項と注意点」を参照してください。