GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
ブートストラッパによる配布

ランタイムファイルの配布方法には、製品に付属するWindowsインストーラブートストラッパを使用する方法とランタイムファイルを直接コピーする方法(XCOPYによる配布)の2種類があります。

ブートストラッパを使用してランタイムファイルを配布する(推奨)

ブートストラッパ(bootstrapper)とは、アプリケーションのインストールの前にそのアプリケーションの実行に必要なランタイムファイルをインストールするインストーラの総称です。ActiveReportsがインストールされた開発環境には、ActiveReports専用のランタイムブートストラッパが用意されており、インストーラ(インストーラによる配布)またはClickOnce(ClickOnceによる配布)へ簡単に組み込むことが可能です。

ブートストラッパの特長ならびに注意点

ブートストラッパによるランタイムの配布には、次に示す特長があります。

アプリケーションのセットアッププログラムにブートストラッパを組み込むには、次の手順を実行します。

インストーラへブートストラッパを組み込む

  1. セットアッププロジェクトをVisual Studioで開き、[プロジェクト]メニューから[プロパティ]を表示します。
  2. [必須コンポーネント]ボタンをクリックし、必須コンポーネントのリストにある「GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J Runtime 12.x.xxxx.1」にチェックを入れます。
    ※ 12.x.xxxx.1は、アプリケーションで使用しているバージョンを選択します。
  3. 必須コンポーネントのインストール場所を指定します。「必須コンポーネントをコンポーネントの開発元のWebサイトからダウンロードする」にすると、セットアップ起動時に開発元のWebサイトからランタイムのブートストラッパをダウンロードします。「アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする」にすると、プロジェクトのビルド時に、ランタイムのブートストラッパがプロジェクト内にコピーされます。
    メモ: 「アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする」を指定してビルドを行うと、セットアッププログラムにブートストラッパが組み込まれます。アプリケーション配信前にランタイムの事前インストールを行いたい場合には、この方法を利用してランタイムファイルのみを配布するインストーラを作成することができます。
  4. これでActiveReportsのランタイムブートストラッパの組み込みは完了です。あとは通常の手順に従ってインストーラを作成します。

ClickOnceへブートストラッパを組み込む

  1. アプリケーションのプロジェクトをVisual Studioで開き、プロジェクト]メニューから[プロパティ]を表示します。
  2. [発行]タブにある[必須コンポーネント]ボタンをクリックし、セットアッププロジェクトの場合と同様に、必須コンポーネントのリストにある「GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J Runtime 12.x.xxxx.1」にチェックを入れます。
    ※ 12.x.xxxx.1は、アプリケーションで使用しているバージョンを選択します。
  3. セットアッププロジェクトの場合と同様に、必須コンポーネントのインストール場所を選択します。
  4. これでActiveReportsのランタイムブートストラッパの組み込みは完了です。あとは[発行ウィザード]あるいは[今すぐ発行]ボタンをクリックして、通常の手順に従ってアプリケーションを発行します。 
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