GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
XCOPYによる配布

XCOPYは、ファイルをフォルダ構造ごとコピーするDOSのコマンドです。しかし、ここでは、単純にファイルをコピーするだけの配布方法を総称して「XCOPYによる配布」と呼んでいます。

XCOPYによる配布の長所と短所

XCOPYによる配布は、他のどの方法よりも単純で簡単です。しかし、その一方で、配布先に.NET Frameworkが存在しているかどうか、また、存在している場合でもそのバージョンが適切かどうかなどを調べることができません。さらに、必要なファイルを誤って上書きしたときの復旧手段が用意されていません。

これらを考慮すると、XCOPYによる配布は、次のような条件が満たされているときに適した方法だと言えます。

メモ: GACにランタイムファイルがインストールされている場合や後からGACへランタイムファイルがインストールされた場合、ローカルにランタイムファイルをコピーしてもアプリケーションはGACにインストールされたアセンブリを優先して参照します。

アプリケーションの配布

XCOPYによる配布では、ActiveReports for .NETの製品インストールフォルダ内のBinフォルダにある再配布可能なファイルをアプリケーションと同じフォルダ(サテライトアセンブリは、アプリケーションと同じフォルダのJaフォルダ)にコピーします。これだけで配布が完了します。再配布可能なファイルの一覧は、ランタイムファイルの配布についてを参照してください。

実際のコピー操作としては、たとえば次のような方法が考えられます。

 

 


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