GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
SubReport
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セクションレポートのSubReportコントロールを使用して、レポートに任意の子レポートを組み込むことができます。レポートにサブレポートコントロールを配置して、ロードするレポートのインスタンスをコード内に作成し、レポートのオブジェクトをサブレポートに関連付けるコードを追加します。

さらに、親レポートからサブレポートにパラメータを渡して、親レポートに関連するデータをサブレポートの各インスタンスに表示することも可能です。

サブレポートを使用するケース

2つ目のレポートを実行して、それを1つ目のレポートに埋め込む処理には高いオーバーヘッドがあるので、このような場合には一般的にサブレポートを使用する方法が最適です。サブレポートは、以下のような場合に使用可能です。

サブレポートではサポートされていないページ依存の要素

サブレポートは親レポートの中に描画されるため、印刷されたページの任意の要素から切り離されています。そのため、ページ依存の機能がサポートされていません。ページに依存する要素はすべて親レポート内に保持する必要があります。サブレポートでサポートされていないページ依存の要素を以下に示します。

コーディングのベストプラクティス

親レポートのReportStartイベントを使用してSubReportコントロールのレポートのインスタンスを作成し、ReportEndイベント内で解放します。このように、親レポートを実行すると1つのサブレポートのインスタンスのみが作成されます。

当該セクションのFormatイベントで、サブレポートコントロールのReportプロパティを使用して、レポートオブジェクトをSubReportコントロールに関連付けます。 

注意: Formatイベントでサブレポートを初期化することは推奨されません。これは、セクションが処理される度に、サブレポートの新しいインスタンスが作成されるためです。また、特に大量のデータを処理するレポートの場合はメモリと処理時間が多く消費されます。

主なプロパティ

プロパティ設定ダイアログ

SubReportコントロールの各プロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のSubReportコントロールを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウの下部にあるコマンドから「プロパティ設定ダイアログ」のリンクをクリックします。表示される[SubReport]ダイアログが、SubReportコントロールのプロパティ設定ダイアログにあたります。
[SubReport]ダイアログでは、以下の各ページでSubReportコントロールのプロパティを設定することができます。

[全般]

[書式]

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