GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
パラメータ
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ActiveReportsでは、パラメータを使用することで、レポートの実行時に表示するデータのフィルタリングや、追加をすることができます。ユーザーにパラメータの入力を要求してユーザーが出力をコントロールできるようにするか、パラメータを事前に設定することができます。

データソース別パラメータ構文の指定

クエリパラメータは、レポートパラメータのコレクション(事前に提供するか、ユーザーに入力させる値)、別のデータセット内のフィールド、または式から値を取得することができます。パラメータを作成するには、データソース別に固有の構文を指定する必要があります。

次の表は、パラメータ付きのクエリを指定する方法をデータソース別に示します。

データソースの種類 パラメータの構文
OleDB (?) SELECT * FROM Customer WHERE (CustomerID = ? AND AccountNumber = ?)
ODBC (@ParameterName) SELECT * FROM Customer WHERE (CustomerID = @CustomerID AND AccountNumber = @AccountNumber)
SQL Client (@ParameterName) SELECT * FROM Customer WHERE (CustomerID = @CustomerID AND AccountNumber = @AccountNumber)
OracleDB (:ParameterName) SELECT * FROM Customer WHERE CustomerID = :CustomerID AND AccountNumber = :AccountNumber

ページレポート/RDLレポート

ページレポート/RDLレポートでは、[クエリデザイナ]を使用してパラメータ付きクエリを簡単に作成することができます。[データセット]ダイアログの[クエリ]ページ内にあるボタンをクリックすることで、クエリデザイナにアクセスしてSQLクエリを作成することができます。クエリデザイナを使用して対話的にクエリを作成する方法の詳細については、「クエリデザイナでクエリの作成」を参照してください。

なお、手動でパラメータ付きクエリを作成したい場合には、3か所のパラメータをそれぞれ設定する必要があります。設定が必要となるのは、[レポートパラメータ]ダイアログ、[データセット]ダイアログの[パラメータ]ページ、[データセット]ダイアログの[クエリ]ページの3か所です。

[レポート−パラメータ]ダイアログ

[データセット]ダイアログの[パラメータ]ページ

[データセット]ダイアログの[クエリ]ページ

実行時にユーザーにパラメータの入力を要求せずにレポートを実行する場合、各パラメータの既定値を設定し、[パラメータ]ダイアログの[全般]タブで[非表示]チェックボックスをONに設定する必要があります。

サブレポートのデータは、ユーザーが親レポートと容易に同期させることができるので、パラメータも非表示パラメータと認識されます。詳細については、「RDLレポートでのサブレポート」を参照してください。

ドリルスルーリンクもレポートから他のレポートへナビゲートするように使用されるので、パラメータも非表示パラメータになります。[ナビゲーション]タブで[アクション][レポートに移動]を選択することによりに、パラメータ一覧が有効になります。

セクションレポート

セクションレポートでは、パラメータコレクションを使用して実行時に値をコントロールに直接渡すか、レポートの特有のインスタンスでデータのサブセットを表示することができます。

レポートでパラメータを設定する方法

ユーザーにパラメータ値の入力を求める

SQLクエリの実行時にパラメータを追加する

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