SPREAD for WPF 3.0J - GcSpreadGrid
セル型の設定のエクスポート
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SPREADには、セル書式を設定するための多数のセル型が組み込まれていますが、Excelでもいくつかのセル書式が用意されています。 Excelでは、セルに書式文字列を適用することで、セルレベルでのデータの書式設定を行います。SPREADのセル型とExcelのセル書式は、単純に1対1で対応付けることはできません。 SPREADのセルをExcel形式ファイルにエクスポートすると、SPREADではセル型の各プロパティに基づき、Excelの書式に似せた書式文字列が作成されます。 この書式文字列は、Excelの内部数値書式と比較されます。書式が一致した場合は、この書式はExcelの内部数値書式テーブルのインデックスとしてエクスポートされます。 一致する書式が存在しない書式文字列は、カスタム書式としてエクスポートされます。

サポートされるセル型

次の表は、SPREADをExcel形式ファイルにエクスポートする場合にサポートされる書式と、適用される制限事項を示します。

SPREADのセル型  Excel の設定と説明 
GeneralCellType
  • GeneralCellTypeの書式文字列は設定されている場合、セルの値とともに書式はExcelにエクスポートされます。
  • 例1:

1. GcSpreadGridでは、標準型セルの書式文字列は「[$-411]ggg ee MM/dd」に設定されています。

2. 「2012/1/1」を入力すると、GcSpreadGridでは「平成 24 01/01」が表示されます。

3. Excelへエクスポートします。

4. Excelのセルでは「平成 24 01/01」が表示され、書式は「[$-411]ggg ee MM/dd」となります。

  • 例2:

1. GcSpreadGridでは、標準型セルの書式文字列は「$#,##0.00_);[Red]($#,##0.00)」となります。

2. 「-123.45」を入力すると、GcSpreadGridでは赤色で「($123.45)」が表示されます。

3. Excelへエクスポートします。

4. Excelのセルでは「($123.45)」は赤色で表示され、書式は「$#,##0.00_);[Red]($#,##0.00)」となります。

  • GeneralCellTypeの書式文字列はNull、EmptyまたはGeneralの場合は、
  • DateTimeおよびTimeSpan型の場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。

1. GcSpreadGridでは、標準型セルのデフォルト書式文字列は「General」です。

2.「2012/1/1」を入力すると、標準型セルでは「2012/01/01」が表示されます。

3. Excelへエクスポートします。

4. Excelのセルでは「2012/01/01」が表示され、書式は「yyyy/dd/mm」となります。

  • Number、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポート後の書式は「General」のままです。

1. GcSpreadGridでは、標準型セルのデフォルト書式文字列は「General」です。

2.「12.34」を入力すると、標準型セルでは「12.34」が表示されます。

3. Excelへエクスポートします。

4. Excelのセルでは「12.34」が表示され、書式は「General」となります。

ButtonCellType

セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。

  • セルの値はDateTime型およびTimeSpan型の場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。
  • セルの値はNumber、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポート後の書式は「General」のままになります。
CheckBoxCellType
  • セルの値はTrueの場合は、「TRUE」はエクスポートされ、書式は「General」となります。
  • セルの値はFalseの場合は、「FALSE」はエクスポートされ、書式は「General」となります。
  • セルの値は3つの状態でNullの場合は、何もエクスポートされません。
RadioCellType

選択された項目はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。

  • セルの値はDateTimeおよびTimeSpan型場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。
  • セルの値はNumber、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポートの後の書式は「General」のままになります。
ImageCellType 何もエクスポートされません。
TextCellType セルの値はExcelにエクスポートされ、書式は「Text」となります。
DateTimeCellType

DateTimeCellTypeのDisplayFieldをExcelの書式に変換します。DisplayFieldsはNullの場合は、GcSpreadGridはFieldsを使用します。

  • 例:

    1. DateTimeCellTypeのDisplayFieldを「ggg y年M月d日」に設定します。

    2.「2012/01/01」を入力すると、DateTimeCellでは「平成 24年1月1日」が表示されます。

    3. Excelへエクスポートします。

    4. Excelでは「平成 24年1月1日」が表示され、書式は[$-411]ggg""e"年"m"月"d"日"となります。

ComboBoxCellType

セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。

  • セルの値はDateTimeおよびTimeSpan型の場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。
  • セルの値はNumber、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポートの後の書式は「General」のままになります。
MaskCellType

セルのテキストはエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。

  • セルの値はDateTimeおよびTimeSpan型の場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。
  • セルの値はNumber、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポートの後の書式は「General」のままになります。
NumberCellType
  • NumberCellTypeのデフォルトのFieldsおよびDisplayFieldsを使用する場合は、Excelへエクスポート後に書式は「General」となります。
  • ユーザー定義のFieldsやDisplayFieldsの場合は、GcSpreadGridはNumberCellTypeのDisplayFieldsをExcelの書式に変換します。DisplayFieldはNullの場合は、GcSpreadGridはFieldsを使用します。
  • 例:

1. NumberCellTypeのDisplayFieldを「#########,,,-」に設定します。

2.「23.44」を入力すると、NumberCellでは「23」が表示されます。

3. Excelへエクスポートします。

4. Excelでは「23」が表示され、書式は「#,###;[Red]"-"#,###」となります。

DataTemplateCellType

セルの値はエクスポートされます。エクスポート処理は以下のとおりです。

  • DateTimeおよびTimeSpan型の場合は、GcSpreadGridは、Excelで認識可能な書式文字列を生成します。
  • Number、Bool、Text型の場合は、Excelへエクスポート後の書式は「General」のままです。
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