GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
SORT
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概要

SORT 関数では、範囲または配列のデータを並べ替えます。セルの内容がソース配列から抽出され、データが並べ替えられ、結果が昇順または降順で配置されている値の動的配列を含む結果範囲にスピルされます。ユーザーが、必要に応じて、スプレッドシートの1つ以上の列で値を並べ替えることができます。

SORT関数では、指定されている配列内に並べ替えキーが含まれている必要があります。 また、ユーザーが、ワークシートで複数キーによる並べ替え操作を実行することで、複数のフィールドを並べ替えます。

たとえば、並べ替えの対象となる大規模なデータベースで、販売データを取得し、どの地域がいくつの製品を販売されているかを分析する必要があるとします。このような場合、2つのフィールドで並べ替えを同時に実行する必要があります。最初に、製品が販売されている地域を指定する「地域」列に基づいて並べ替えます。第2に、販売された製品の数に関する数値を含む「販売」列に基づいて並べ替えます。複数のキーによるう並べ替えまたは複数レベルのデータの並べ替えでは、並べ替えインデックスと並べ替え順序は同じ長さにすることができ、それぞれ複数の並べ替えキーと並べ替えキーの順序を指定します。

メモ: この関数はGcSpreadGridでサポートされていません。

書式

SORT (array, [sort_index], [sort_order], [by_col])

引数

本関数の有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
array (必須)並べ替える範囲または配列を指定します。
sort_index (オプション)並べ替える行または列の列インデックスを指定します。 この引数が指定されていない場合、デフォルト値1が使用されます。
sort_order (オプション)並べ替え順序を指定します。 値「1」は昇順を示し、値「-1」は降順を示します。 デフォルト値は1です。
by_col (オプション)この引数がTRUEの場合、「列で並べ替え」操作が実行されます。FALSEの場合、「行で並べ替え」操作が実行されます。 デフォルト値はFALSEです。

複数キーによる並べ替えを実装する場合、上記の表で説明している、複数の並べ替えキーを指定する引数sort_indexと、並べ替えキーの順序を指定するsort_orderは同じ長さにすることができます。

データ型

並べ替える範囲または配列を受け入れます。並べ替えられた配列を返します。

サンプル

たとえば、セルD4で設定されている数式「=SORT(A4:A15)」が、昇順で並べ替えられている顧客名を返します。

sort-example

セル範囲A4:A15のすべての一意の値を並べ替える場合、列C4に表示される一意のリストに並べ替え関数を適用する、またはSORTとUNIQUE関数を単一の関数に組み合わせることができます。

例えば、次の画像のセルE4には、#がリストを示す関数「=SORT(C4#)」が含まれています。この関数は、列Cの値 (セルC4にUNIQUE関数「=UNIQUE(A4:A15)」 が既に含まれている) を並べ替え、結果を列Eに表示します。

または、SORTとUNIQUE関数を単一の関数に組み合わせることもできます。例えば、次の画像のセルF4には、アルファベット順に並べ替えられたセル範囲A4:A15のすべての一意の値を返す関数 「=SORT(UNIQUE(A4:A15))」 が含まれています。