GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
RANDARRAY
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概要

RANDARRAY 関数は、ランダムな数値の配列を返します。行と列の数、最小値と最大値、および整数または 10 進数の値を返すかどうかを指定できます。

メモ: この関数はGcSpreadGridでサポートされていません。

書式

RANDARRAY([rows],[columns],[min],[max],[integer])

引数

本関数の有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
rows 生成するランダムな数値の行数を指定します。何も指定しない場合、デフォルト値1が使用されます。
columns 生成するランダムな数値の列数を指定します。何も指定しない場合、デフォルト値1が使用されます。
min 生成する最小値を指定します。何も指定しない場合、デフォルト値0が使用されます。
max 生成する最大値を指定します。何も指定しない場合、デフォルト値0が使用されます。
integer 指定されている値がブール値(TRUE)の場合にのみ整数を返します。 この値がFALSEの場合、10進値を返します。何も指定しない場合、デフォルト値FALSEが使用されます。

データ型

行と列の数を受け入れます。ランダムな数値の配列を返します。

注:RANDARRAYは揮発性関数で、ワークシートが計算するたびに、RANDARRAY関数が新しい値を再計算します。

解説

デフォルトでは、行または列の引数を指定しない場合、RANDARRAY 関数は0 から 1 の間の 1 つの値を返します。また、引数の最小値または最大値を指定しない場合、RANDARRAY関数は0~1の乱数値セットを返します。最小値の引数は最大値より小さくする必要があります。そうしないと、本関数は#VALUE!エラーを返します。さらに、whole-number引数が空の場合、この関数はデフォルト値としてFALSEを選択し、10進数値を返します。

サンプル

次の図では、セルA8に設定されている数式「=RANDARRAY(5,3)」が0~1の範囲の乱数値セットを返します。

RANDARRAY(5,3,1,100)は、1~100の範囲の 10 進数の乱数値セットを返します。

RANDARRAY(5,3,1,100,TRUE)は、1~100の範囲の整数の乱数値セットを返します。