GrapeCity SPREAD for WPF 3.0J 関数リファレンス
MODE.SNGL
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指定のデータセットの中で、最も頻繁に出現する値(最頻値)を返します。

書式

MODE.SNGL(value1,value2,...)

MODE.SNGL(array)

MODE.SNGL(array1,array2,...)

引数

各引数には倍精度小数点値、整数値、またはこれらの配列(セル範囲)を使用できます。指定可能な引数の数は最大255個です。値を1つ1つ列挙するのではなく、1つの配列(セル範囲)として指定できます。また、複数の配列(セル範囲)を使用することもできます。

解説

引数リスト内に複数回出現する値が存在しない場合は、戻り値はありません。同じ回数だけ出現する最頻値が複数存在する場合は、これらの値のうち、最初に出現したほうの値が返されます。

引数として指定した配列または参照に文字列、論理値、または空白セルが含まれると、これらの値は無視されます。ただし、値が0のセルは計算対象となります。

この関数は、データの中央傾向(統計的分布における数値グループの中心位置)を測定します。中心傾向を測定するための一般的な指標は、平均、中央値、および最頻値です。平均は算術平均であり、一群の数値をすべて加算し、数値の個数で除算した値です。中央値は、一群の数値の中央に位置する数値です。つまり、中央値より大きい値の個数と、中央値より小さい値の個数が等しくなります。

データ型

全引数に対して数値データを受け取り、数値データを返します。

サンプル

MODE.SNGL(A3,B3,C3,D3)

MODE.SNGL(A1:A9)

MODE.SNGL(R1C2,12,10,R2C3)

MODE.SNGL(A2:A9,B2:B9,B12:35)

MODE.SNGL(89,95,88,97,88,74) 結果: 88

MODE.SNGL(1,2,2,3,4,5,5) 結果: 2

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