GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J 関数リファレンス
数式での演算子の使用

次の表は、数式に使用可能な演算子を示します。 各演算子には、リテラル値とセル参照を使用した書式の例を示します。 また、それぞれの演算子に対する戻り値のデータ型も示します。

演算子の種類 書式例 結果
演算子 説明 リテラルとリテラル セル参照とリテラル 戻り値のデータ型
二項演算子
+ 加算 5 + 3 A1 + 3 倍精度型
? 減算 5 ? 3 A1 ? 3 倍精度型
* 乗算 5 * 3 A1 * 3 倍精度型
/ 除算 5 / 3 A1 / 3 倍精度型
^ 指数演算 5 ^ 3 A1 ^ 3 倍精度型
& 文字連結 “F” & “p” A1 & “p” 文字列型
= 等号 A1 <> 3 ブール型
< > 等しくない A1 = 3 ブール型
< より少ない A1 <3 ブール型
> より大きい A1 > 3 ブール型
<= より少ないか等しい A1 <= 3 ブール型
>= より大きいか等しい A1 >= 3 ブール型
単項演算子
- -(5/3) -(A1/3) 倍精度型
+ +(5/3) +(A1/3) 倍精度型
% パーセント (5/3)% (A1/3)% 倍精度型

演算子によって、数式の各要素に対して実行する計算の種類が決まります。ほとんどの場合は、算術演算子に対しては倍精度浮動小数点値、比較演算子に対してはブール値(論理値)が返されます。

SPREAD for WPFのすべての算術演算子(単項演算子 + を含む)は、与えられたいずれかの引数値が、数値に変換できない文字列である場合、#VALUE エラーを返します。 これは数学的に正しい処理であり、オーバーライドすることはできません。 たとえば、+B5、0+B5、--B5 という3つの数式は、すべて同じ結果となる必要があり、SPREADでも同じ結果が返されます。

1つの数式内で複数の演算子を使用する場合もあるため、演算子の優先順位についてよく理解しておく必要があります。

算術演算子および単項演算子は、DateTime 値および TimeSpan 値と共に使用することもできます。この概要については「日付時刻および時間間隔の計算」を参照してください。

数式の概要については、「数式の概要」を参照してください。

 

 


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