GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J 関数リファレンス
NEGBINOM.DIST

概要

負の二項分布の確率関数の値を返し、試行の成功率が一定のとき、成功数で指定した回数の試行が成功する前に、失敗数で指定した回数の試行が失敗する確率を計算できます。

この関数は二項分布を計算する関数に似ていますが、試行の成功数が定数で試行回数が変数である点が異なります。 さらに、二項分布の場合と同様に、対象となる試行は独立試行であると見なされます。

たとえば、特定の資格を持つ人物を 10 人採用する企業があり、応募者がこの資格を持っている確率は 0.3 であることが経験的にわかっている場合、 NEGBINOM.DIST 関数を使うと、10 人の有資格者を採用するまでに一定の無資格者を面接する確率を計算することができます。

書式

NEGBINOM.DIST(number_f, number_s, probability_s, cumulative)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
number_f 試行が失敗する回数を指定します。
number_s 分析のしきい値となる、試行が成功する回数を指定します。
probability_s 試行が成功する確率を指定します。
cumulative 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。 関数形式が TRUE の場合は、累積分布関数の値を返します。FALSE の場合は、確率密度関数の値を返します。

解説

データ型

各引数に数値、および論理値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

NEGBINOM.DIST(10,5,0.25,TRUE) 結果:0.3135141

NEGBINOM.DIST(10,5,0.25,FALSE) 結果:0.0550487

Excel形式ファイルへのエクスポート

Excel 2010以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。

参照

統計関数

 

 


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