GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J 関数リファレンス
CONFIDENCE.NORM

概要

信頼区間は値の範囲です。標本平均 x はこの範囲の中心にあり、範囲は x ± CONFIDENCE.NORM となります。たとえば、電子メールで注文された商品の配達所要時間の標本平均が x である場合、母集団の平均の範囲は x ± CONFIDENCE.NORM となります。この範囲内の母集団の平均 μ0 について、x よりも μ0 から離れた標本平均が得られる確率は α より大きくなります。この範囲内にない母集団の平均 μ0 について、x よりも μ0 から離れた標本平均が得られる確率は α より小さくなります。つまり、x、標準偏差、および標本数を使用して、母集団の平均が μ0 であるという仮説の有意水準 α における両側検定を行うとします。次に、μ0 が信頼区間内にある場合はその仮説を拒否せず、μ0 が信頼区間内にない場合はその仮説を拒否します。信頼区間を使用して、次の商品の配達時間が信頼区間内にある確率が 1 - α であると推測することはできません。

書式

CONFIDENCE.NORM(alpha, standard_dev, size)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
alpha 信頼度を計算するために使用する有意水準を指定します。信頼度は 100*(1- alpha)% で計算されます。つまり、alpha が 0.05 であるとき、信頼度は 95% になります。
standard_dev データ範囲の母標準偏差を指定します。これは既知の値であると仮定されます。
size 標本数を指定します。

解説

データ型

各引数に数値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

CONFIDENCE.NORM(0.05,2.5,50) 結果:0.692952

Excel形式ファイルへのエクスポート

Excel 2010以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。

参照

CONFIDENCE.T | 統計関数

 

 


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