GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J 関数リファレンス
BINOM.DIST

概要

単一項の二項分布確率を返します。BINOM.DIST 関数は、テストや試行の回数が固定されている問題で、どの試行の結果も成功または失敗のみで表される場合、各試行が独立している場合、および試行全体をとおして成功の確率が一定である場合に使用します。たとえば、二男一女が生まれてくる確率などを BINOM.DIST で計算できます。

書式

BINOM.DIST(number_s, trials, probability_s, cumulative)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
number_s 試行における成功数を指定します。
trials 独立試行の回数を指定します。
probability_s 各試行が成功する確率を指定します。
cumulative 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。関数形式に TRUE を指定した場合、BINOM.DIST 関数の戻り値は累積分布関数となり、0 〜成功数回の範囲で成功が得られる確率が計算されます。FALSE の場合は、確率質量関数となり、成功数回の成功が得られる確率が計算されます。

解説

データ型

各引数に数値、および論理値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

BINOM.DIST(6,10,0.5,FALSE) 結果:0.2050781

Excel形式ファイルへのエクスポート

Excel 2010以降をサポートします。BIFF8(xls)形式には対応していません。

参照

BINOM.DIST.RANGE | BINOM.INV | 統計関数

 

 


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