GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J
選択操作のカスタマイズ

既定では、ユーザーは任意のセル範囲を選択できますが、行や列単位の選択操作を提供することもできます。

行/列単位の選択

選択範囲の外観は変更できます。詳しくは「選択範囲の外観」を参照してください。

リストボックスのように編集を禁止して行単位の選択操作を提供する場合、操作モードを設定することで可能です。詳しくは「操作モード」を参照してください。ここでは操作モードでは実現できない、より詳細な選択操作の設定について説明します。

選択する要素の単位

既定では、ユーザーはセルを単位とする選択が可能です。コントロールの SelectionUnit プロパティで選択する要素の単位を設定できます。設定値は次のとおりです。

SelectionUnit の値
SelectionUnit の値 説明
Cell セル
Row
Column

選択可能な要素および範囲の数

既定では、ユーザーは [Ctrl] キーを押しながら複数の連続でないセル範囲を選択できます。コントロールの SelectionPolicy プロパティで選択可能な要素の範囲を設定できます(要素の単位は SelectionUnit プロパティで設定します)。設定値は次のとおりです。

SelectionPolicy の値
SelectionPolicy の値 説明
Single 単一の要素のみ選択可能(例)1つのセルのみ選択可能
Range 連続する1つの範囲(例)1つのセル範囲が選択可能
MultiRange 複数の連続でない範囲(例)複数のセル範囲が選択可能

ヘッダの選択

行ヘッダを選択すると対応する行が、列ヘッダを選択すると対応する列が選択状態となります。コーナー ヘッダを選択するとコントロール全体が選択状態となります。これらの操作を無効にできます。詳しくは「ヘッダの選択」を参照してください。

サンプルコード

次のサンプルコードは単一の列選択を設定します。また、列ヘッダ以外のヘッダの選択を無効に設定します。

XAML
コードのコピー
<sg:GcSpreadGrid SelectionUnit="Column" SelectionPolicy="Single" HeaderSelectionOptions="ColumnHeader"/>
関連トピック

 

 


Copyright © 2012 GrapeCity inc. All rights reserved.