GrapeCity SPREAD for WPF 2.0J
クリップボード操作

既定では、ユーザーによるクリップボード操作が有効です。ユーザーは選択した範囲に対して、データをコピー、切り取り、貼り付けることができます。

ユーザーによるクリップボード操作を無効にするには、コントロールの CanUserCutCopyPaste プロパティを設定します。

ヘッダを除外したクリップボード操作

既定では、次の図のようにヘッダ セルが選択範囲に含まれている場合、ヘッダもクリップボード操作の対象となります。ヘッダを除外するには、コントロールの ClipboardOptions プロパティを設定します。

ヘッダを含む選択

ヘッダに自動的に設定される連続したアルファベットや数字は、コントロール内のクリップボード操作では除外されます。一方、メモ帳への貼り付けなどコントロール外に対するクリップボード操作では対象となります。

クリップボードで取り扱うデータの種類

クリップボードにコピーするデータの種類は、コントロールの ClipboardCopyOptions プロパティで設定します。また、クリップボードから貼り付けるデータの種類は、コントロールの ClipboardPasteOptions プロパティで設定します。

データの種類 説明
All セルの値、書式、数式が対象となります。
Values セルの値が対象となります。
Formatting セルの書式が対象となります。対象となる書式は次のとおりです。
書式 関連するプロパティ
背景色 Background
罫線 BorderLeft, BorderTop, BorderRight, BorderBottom
セル型 CellType
フォント FontFamily, FontSize, FontStyle, FontWeight
余白 Padding
文字の色 Foreground
配置 HorizontalAlignment, VerticalAlignment
不透明度 ContentOpacity, ContentOpacityMask
セル結合 RowSpan, ColumnSpan
幅/高さ (列の)Width,(行の)Height
その他 StyleName
Formula セルの数式が対象となります。

セル範囲に対するクリップボード操作

クリップボード操作は、連続する1つの範囲に対して有効です。複数の連続でない範囲に対するクリップボード操作には対応していません。

1レコード複数行に対するクリップボード操作

レイアウト テンプレートを設定している場合、クリップボード操作は単一のセル、単一の列、および単一または連続する複数の行に対してのみ有効です。1レコード複数行について詳しくは「1レコード複数行 」を参照してください。

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