GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J 関数リファレンス
TRUNC

概要

指定した数値の小数部分を、指定の桁数になるように切り捨てます。

書式

TRUNC(value,precision)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
value 端数を切り捨てる数値
precision 精度を表す整数。0より大きい値を指定すると、小数部分の指定の桁で切り捨てが行われます。0を指定(または省略)すると、最も近い整数が返されるように切り捨てが行われます。0より小さい値を指定すると、小数点の左側(整数部分)の指定の桁で切り捨てが行われます。

解説

TRUNC は INT 関数に似ており、どちらも整数を返します。 ただし TRUNC 関数は、数値の小数部分を単に切り捨てる場合に使用します。切り上げや切り下げは行われません。 INT 関数は数値を切り下げ、小数部分に基づく直近の整数を返します。

INT および TRUNC 関数では、負数の扱い方も異なります。 TRUNC(-4.2, 0) は -4 を返しますが、INT(-4.2) は -5 を返します(直近の整数である -4 と -5 のうち、-5 のほうが小さいため)。

データ型

両引数に対して数値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

TRUNC(B16)

TRUNC(R16C2)

TRUNC(5.745) 結果:5

TRUNC(-5.745) 結果:-5

TRUNC(5.745,2) 結果:5.74

TRUNC(PI()) 結果:3

使用可能な製品バージョン

製品バージョン 1.0 以降で使用できます。

参照

CEILING | EVEN | FLOOR | INT | 数学/三角関数

 

 


© 2004-2018, GrapeCity Inc. All rights reserved.