GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J 関数リファレンス
DB

概要

定率法を使用して、特定の期の資産の減価償却費を計算します。

書式

DB(cost,salvage,life,period,month)

引数

有効な引数は次のとおりです。

引数 説明
cost 取得価額(資産を購入した時点での価格)
salvage 残存価額(耐用年数終了時点での価格)
life 資産の耐用年数(資産償却期間)
period 減価償却費を求める期。life 引数と同じ単位を使用します。
month (オプション)資産購入した年の月数。省略すると 12 とみなされます。

解説

定率法とは、一定の償却率を掛けて減価償却費を求める方法です。 DB 関数は次の式を使用して、特定の期の減価償却費を算出します。

(cost - 前期までの償却累計額) * 償却率

この償却率は次の式で求められます。計算結果は、小数点以下第3位で四捨五入されます。

償却率 = 1 - ((salvage/cost)^(1/life))

償却期間の最初と最後の期は例外であり、特別な式を使用します。 DB 関数では、最初の期に対する減価償却費には次の式が使用されます。

減価償却費 = cost * 償却率 * month/12

最後の期に対する減価償却費には次の式が使用されます。

減価償却費 = ((cost - 前期までの償却費累計額) * 償却率 * (12 - month))/12

データ型

全引数に対して数値データを受け取り、 数値データを返します。

サンプル

DB(B1,1000,10,1)

DB(R1C2,10000,10,1)

DB(500000,5000,5,1,10) 結果:$25,0833.3333333333

使用可能な製品バージョン

製品バージョン 1.0 以降で使用できます。

参照

DB | DDB | SLN | SYD | 財務関数

 

 


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