GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J 関数リファレンス
COUNTBLANK

概要

シート上の指定のセル範囲から、空白セルの数を返します。

書式

COUNTBLANK(cellrange)

引数

この関数には、引数としてセル範囲の参照を指定します。

解説

この関数は、シート上の指定のセル範囲から、空白セルの数を返します。 空白文字列 "" を保持するセルは、カウントから除外されます。 セルは、Value プロパティの値が Null(VB の場合は Nothing)だと空白とみなされます。 セルの Value プロパティが Null である状態は、空白文字列 "" である状態とは区別されます。 たとえば、次の C# の Spread コードを比較してください。

     spread.Sheets[0].Cells[0,0].Value = null; // 空白

     spread.Sheets[0].Cells[1,0].Value = ""; // 文字列

     spread.Sheets[0].Cells[2,0].Value = "abc"; // 文字列

     spread.Sheets[0].Cells[3,0].Value = 123.0; // 数値

     spread.Sheets[0].Cells[4,0].Formula = "COUNTBLANK(A1:A4)";

セル A5 内の数式の評価結果は1となります。A1:A4 範囲内では、A1 が唯一の空白セルとみなされるためです。

Note: Spread の関数実装は、一般に、他の主要なスプレッドシート製品と同様に動作するように設計されています。 しかし、これらのすべての他社製品で、空白文字列 "" を空白セルとして扱うかどうかが統一されているわけではありません。 Spread では、COUNTBLANK および ISBLANK 関数の両方で一貫して、空白文字列 "" を空白セルとはみなさずに処理しています。

データ型

セル範囲の参照を受け取り、 数値データを返します。

サンプル

COUNTBLANK(A1:G5)

COUNTBLANK(R6C3:R9C4)

使用可能な製品バージョン

製品バージョン 1.0 以降で使用できます。

参照

COUNTIF | ISBLANK | TYPE | 情報関数

 

 


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