PowerTools SPREAD for Windows Forms 8.0J
ドラッグフィル

ユーザーに、ドラッグフィルによるセル間またはセル範囲間のデータのコピーを許可できます。 ドラッグフィルでは、セルまたはセル範囲を選択した状態で、行内(複数列が選択されている場合は複数行内)または列内(複数行が選択されている場合は複数列内)の他のセルにデータをコピーできます。

また、このとき値をコピーするのか、連続データを作成するのかを指定できます。コピーの場合、選択した範囲内に同一データがコピーされます。連続データの場合、データの種類に基づき、値が増分または減分されます。下方向または右方向にドラッグすると、値が増分されます。上方向または左方向にドラッグすると、値が減分されます。 フィルの種類を指定するには、FpSpreadクラスのRangeDragFillModeプロパティを使用します。

次の図は、コピーオプションを使用して、最初に選択したセルのデータを、列内の複数セルにコピーする手順を示します。

 セルのドラッグ&フィル

次の例では、連続データオプションを使用します。

フィルを行う方向をカスタマイズするには、FillDirection列挙体を使用します。

詳細については、FpSpreadクラスのAllowDragFillプロパティを参照してください。 各イベント引数の詳細については、FpSpreadクラスのDragFillBlockイベント、DragFillBlockEventArgsクラス、およびDragFillBlockCompletedEventArgsクラスを参照してください。

設定方法

ドラッグ&フィル機能を有効にするには、FpSpreadクラスのAllowDragFillプロパティを設定します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、ユーザーのドラッグ&フィル操作を許可します。

C#
コードのコピー
fpSpread1.AllowDragFill = true;
Visual Basic
コードのコピー
FpSpread1.AllowDragFill = True

SPREAD デザイナの使用

  1. [設定]メニューの[Spread Settings]セクションから[全般]を選択します。
  2. 「全般」タブで、ドラッグ&フィル関連の各プロパティを必要に応じて設定します。
  3. 〈OK〉をクリックします。
  4. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。

または

  1. SPREADコンポーネントを選択(またはプルダウンメニューから[スプレッド]を選択)します。
  2. コンポーネントのプロパティ リストの「動作」カテゴリから、AllowDragFill プロパティを選択します。
  3. ドロップダウン矢印をクリックして選択肢を表示して、True を選択します。
  4. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。
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