PowerTools SPREAD for Windows Forms 8.0J
ValidateMode プロパティ


コントロールの入力中の検証モードを取得または設定します。
構文
'Declaration
 
Public Property ValidateMode As ValidateModeEx
'使用法
 
Dim instance As GcDateTimeCellType
Dim value As ValidateModeEx
 
instance.ValidateMode = value
 
value = instance.ValidateMode
public ValidateModeEx ValidateMode {get; set;}

プロパティ値

ValidateModeEx 列挙値の1つ。既定値は ValidateModeEx.ValidateEx です。
例外
例外説明
System.ComponentModel.InvalidEnumArgumentExceptionプロパティに指定された値が有効な列挙値ではありません。
解説

ValidateModeプロパティをValidateModeEx.ValidateExに設定すると、厳格な検証が実行され、うるう年や存在しない日付値などがチェックされます。また、ユーザーがデータを入力するときに文字のフィルタリングとフィールドの調整が自動的に行われます。たとえば、うるう年の例では、入力マスクが"yyyy.MM.dd"に設定されている場合、ユーザーは2003年2月29日を入力できません。入力マスクが"dd.MM.yyyy"に設定されている場合は、2003年2月29日を入力しようとすると、年の最後の「3」を入力すると同時に29日が28日に自動的に調整されます。

このプロパティをValidateModeEx.Validateに設定すると、簡易的な検証が実行されます。この場合、各フィールドは個別に動作し、フィールド間の関連性は無視されます。たとえば、入力マスクが"yyyy.MM.dd"に設定されている場合、通常であれば日付時刻値として存在しない「2003年2月31日」のような日付をコントロールに入力できます。次の表に、ValidateModeEx.Validateを使用した場合の各フィールドの有効な範囲を示します。

フィールド 有効な範囲
yyyy 1〜9999
yy 0〜99
ee 1〜99
MM 1〜12
dd 1〜31
HH 0〜23
mm 0〜59
ss 0〜59

このプロパティをValidateModeExに設定した場合、コントロールの検証は実行されません。各フィールドは、ValidateModeEx.Validateに設定した場合と同様に互いに無関係に動作します。たとえば、入力マスクが"yyyy.MM.dd"に設定されている場合、日付時刻値ではない「0000.00.00」をコントロールに入力できます。次の表に、ValidateModeExを使用した場合の各フィールドの有効な範囲を示します。

フィールド 有効な範囲
yyyy 0〜9999
yy 0〜99
ee 0〜99
MM 0〜99
dd 0〜99
HH 0〜99
mm 0〜99
ss 0〜99

このプロパティは、コントロール内にデータを入力するときにのみ有効です。フォーカスがコントロールから離れると同時に日付時刻値が検証されます。

入力時に、「2003.__.01」のような不完全なデータや「2002.02.31」のような存在しない日付時刻値が入力された場合、GcDateTime.Valueプロパティはnullを返します。

スピン操作を実行するときは、ValidateModeプロパティがどのモードであっても、日付時刻値は変更されます。スピン操作の有効な範囲は、データを入力するときと同じです(上記の表を参照)。
次のサンプルコードは、ValidateMode プロパティを使用します。
GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType datecell = new GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType();
datecell.ValidateMode = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.ValidateModeEx.ValidateNone;      
fpSpread1.Sheets[0].Cells[0, 0].CellType = datecell;
Dim datecell As New GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.GcDateTimeCellType()
datecell.ValidateMode = GrapeCity.Win.Spread.InputMan.CellType.ValidateModeEx.ValidateNone
FpSpread1.Sheets(0).Cells(0, 0).CellType = datecell
参照

GcDateTimeCellType クラス
GcDateTimeCellType メンバ

 

 


© 2004-2015, GrapeCity inc. All rights reserved.