GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J
ヘッダのグリッド線

シートへのグリッド線の設定と同様に、ヘッダにもグリッド線を設定できます。 シートのグリッド線については、「グリッド線」を参照してください。次の図は、行ヘッダに赤のグリッド線を3D表示し、列ヘッダに青のグリッド線を3D表示しています。

ヘッダのグリッド線

水平グリッド線と垂直グリッド線とは、互いに独立して設定できます。 また、列ヘッダのグリッド線と行ヘッダのグリッド線も、互いに独立して設定できます。

コードでヘッダのグリッド線をカスタマイズする場合は、行ヘッダを表すRowHeaderクラス、および列ヘッダを表すColumnHeaderクラスを使用することも、シートを表すSheetViewクラスを使用することもできます。以下、ヘッダのグリッド線に関するプロパティです。

クラス プロパティ
RowHeaderクラス HorizontalGridLineプロパティ
VerticalGridLineプロパティ
ColumnHeaderクラス HorizontalGridLineプロパティ
VerticalGridLineプロパティ
SheetViewクラス RowHeaderHorizontalGridLineプロパティ
RowHeaderVerticalGridLineプロパティ
ColumnHeaderHorizontalGridLineプロパティ
ColumnHeaderVerticalGridLineプロパティ

次の図のように、ヘッダにグリッド線を表示しないように設定することもできます。これには、グリッド線を「なし(None)」に設定します。

グリッド線の非表示

設定方法

グリッド線の外観を定義するには、GridLineクラスのインスタンスを作成し、クラスの各メンバを設定します。作成したインスタンスを、RowHeaderクラス、またはColumnHeaderクラスのHorizontalGridLine、またはVerticalGridLineプロパティに設定します。

SheetViewクラスのRowHeaderHorizontalGridLineRowHeaderVerticalGridLineColumnHeaderHorizontalGridLine、または ColumnHeaderVerticalGridLineプロパティに設定することもできます。

サンプルコード

次のサンプル コードでは、行ヘッダに赤のグリッド線を3D表示し、列ヘッダに青のグリッド線を3D表示します。

C#
コードのコピー
fpSpread1.Sheets[0].VisualStyles = FarPoint.Win.VisualStyles.Off;
fpSpread1.ActiveSheet.ColumnHeader.DefaultStyle.Renderer = new FarPoint.Win.Spread.CellType.ColumnHeaderRenderer();
fpSpread1.ActiveSheet.RowHeader.DefaultStyle.Renderer = new FarPoint.Win.Spread.CellType.RowHeaderRenderer();
FarPoint.Win.Spread.GridLine rgdln = new FarPoint.Win.Spread.GridLine(FarPoint.Win.Spread.GridLineType.Raised, Color.Purple, Color.Red, Color.Orange);
FarPoint.Win.Spread.GridLine cgdln = new FarPoint.Win.Spread.GridLine(FarPoint.Win.Spread.GridLineType.Raised, Color.Purple, Color.Blue, Color.LightBlue);
fpSpread1.Sheets[0].ColumnHeader.RowCount = 3;
fpSpread1.Sheets[0].RowHeader.ColumnCount = 2;
fpSpread1.Sheets[0].ColumnHeader.HorizontalGridLine = cgdln;
fpSpread1.Sheets[0].RowHeader.HorizontalGridLine = rgdln;
fpSpread1.Sheets[0].ColumnHeader.VerticalGridLine = cgdln;
fpSpread1.Sheets[0].RowHeader.VerticalGridLine = rgdln;
Visual Basic
コードのコピー
FpSpread1.Sheets(0).VisualStyles = FarPoint.Win.VisualStyles.Off
FpSpread1.ActiveSheet.ColumnHeader.DefaultStyle.Renderer = New FarPoint.Win.Spread.CellType.ColumnHeaderRenderer
FpSpread1.ActiveSheet.RowHeader.DefaultStyle.Renderer = New FarPoint.Win.Spread.CellType.RowHeaderRenderer
Dim rgdln As New FarPoint.Win.Spread.GridLine(FarPoint.Win.Spread.GridLineType.Raised, Color.Purple, Color.Red, Color.Orange)
Dim cgdln As New FarPoint.Win.Spread.GridLine(FarPoint.Win.Spread.GridLineType.Raised, Color.Purple, Color.Blue, Color.LightBlue)
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeader.RowCount = 3
FpSpread1.Sheets(0).RowHeader.ColumnCount = 2
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeader.HorizontalGridLine = cgdln
FpSpread1.Sheets(0).RowHeader.HorizontalGridLine = rgdln
FpSpread1.Sheets(0).ColumnHeader.VerticalGridLine = cgdln
FpSpread1.Sheets(0).RowHeader.VerticalGridLine = rgdln

SPREAD デザイナの使用

  1. グリッド線の色を設定するシートのシートタブを選択します。 シートを選択するには、ドロップダウンリストから選択するか、またはシートコーナーをクリックします。あるいは、SPREADコントロールを選択してSheetsプロパティまでドリルダウンし、シートエディタを開きます。
  2. 行ヘッダまたは列ヘッダに対し、水平または垂直グリッド線の色を設定するには、次の手順に従います。
    1. プロパティ リストの「外観」カテゴリから RowHeaderHorizontalGridLine または RowHeaderVerticalGridLine オブジェクト(あるいは ColumnHeaderHorizontalGridLine または ColumHeaderVerticalGridLine オブジェクト)を選択し、プロパティ リストを展開します。
    2. グリッド線を立体表示するには、Type プロパティを「Lowered」または「Raised」に設定します。
    3. グリッド線を平面表示するには、Color プロパティを選択し、ドロップダウン ボタンをクリックして色見本を表示します。 色見本から任意の色を設定します。
    4. グリッド線を立体表示する場合は、HighlightColor プロパティを選択し、ドロップダウン ボタンをクリックして色見本を表示します。 色見本から任意の色を設定します。 ShadowColor プロパティに対しても同じ操作を行います。
  3. [ファイル]メニューから[適用して終了]を選択し、変更をコンポーネントに適用して SPREAD デザイナを終了します。

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