PowerTools SPREAD for ASP.NET 8.0J
マスク型セル

マスク型セルは、正規表現で定義した有効値だけにセルの入力値を限定します。

マスク型セル

このセル型の作成や設定は、RegExpCellType クラスを使用して行います。

マスク型セルに入力可能な書式を示す正規表現は、ValidationExpression プロパティで設定します。この正規表現にマッチしない文字列が入力されると、エラーが表示されます。

マスク型セルは、セルのデータを文字列として扱います。文字列以外のデータ型(たとえばDateTime型)を使用している場合、文字列に変換してセルに設定する必要があります。

設定方法

  1. RegExpCellType クラスのインスタンスを作成して、マスク型セルを定義します。
  2. ValidtionExpression プロパティにマスク(正規表現)を設定します。
  3. ErrorMessage プロパティに、表現が無効な場合にユーザーに表示するメッセージを設定します。
  4. このセル型をセルまたはセル範囲に割り当てます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、マスク型セルに電話番号の書式を示す正規表現を設定する例です。

FarPoint.Web.Spread.RegExpCellType rgex = new FarPoint.Web.Spread.RegExpCellType();
rgex.ValidationExpression = "^\d{3}-\d{2}-\d{4}$";
rgex.ErrorMessage = "SSN (ex, 123-45-6789)";
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells[0, 0].CellType = rgex;
Dim rgex As New FarPoint.Web.Spread.RegExpCellType()
rgex.ValidationExpression = "^\d{3}-\d{2}-\d{4}$"
rgex.ErrorMessage = "SSN (ex, 123-45-6789)"
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells(0, 0).CellType = rgex        

関連トピック

 

 


© 2003-2015, GrapeCity inc. All rights reserved.