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クライアント側機能の有効化

クライアント側での動作を有効にするには、FpSpread クラスEnableClientScript プロパティをtrueに設定します。既定値はtrueです。

このプロパティがfalseでクライアント側機能は無効になると、発生するイベントの種類やコントロールの外観など、コンポーネントのさまざまな部分が影響を受け、下位レベルのブラウザに対して生成するようなページを表示します。

次の表は、EnableClientScript プロパティの各設定によってコントロールが受ける影響を示します。

機能 EnableClientScript プロパティの設定と効果
コマンドボタン False に設定すると、コマンドバーには「編集」ボタンが表示されます。「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」ボタンは表示されません。
コントロールサイズ Falseに設定すると、コントロールのサイズはページのサイズに合わせて自動調整されます。 たとえば、2列と2行しか持たないシートでは、コントロールにはこれらの列と行だけが表示されます。灰色領域は表示されません。
イベント FpSpreadクラスに対して発生する各イベントは、このプロパティの設定値のほか、AutoPostBack プロパティ、SheetViewクラスのOperationMode プロパティによって、影響をうけます。「操作モードによるイベント」を参照してください。
メッセージ行の表示 trueに設定すると、エラーメッセージがポップアップ表示されます。 falseに設定すると、エラーを発生させた行の下に、エラーメッセージを表示する行が新たに追加されます。 この行は行数に含まれません。
選択状態の表示 True に設定すると、選択されたテキストを示す色は表示されません。しかし、このテキストを含む行または列のヘッダには、選択状態を表す背景色が表示されます。 False に設定すると、選択されたテキストを示す色が表示されます。しかし、このテキストを含む行または列のヘッダには、選択状態を表す背景色は表示されません。
スタイル
(およびセル エディタ)
名前付きスタイルNamedStyle)を使用する場合にFalseに設定したときは、NamedStyle クラスのParent プロパティをDataAreaDefaultに設定する必要があります。これは、セルを編集するためのエディタがスタイルにないためです。Parent プロパティを使用して、DataAreaDefaultを親スタイルとして使用するように設定すると、DataAreaDefaultからGeneralCellType エディタが継承され、セルを編集できるようになります。

 

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