「ASP.NET Webサイト」のプロジェクトで本製品を使用する場合、App_Licenses.dllファイル（ランタイムライセンスファイル）をlicenses.licxファイルから作成し、Webサイトと共に運用環境へ配布する必要があります。

App_Licenses.dllは、ASP.NET Webサイトのプロジェクトのみで使用されるファイルです。ASP.NET Webサイトでは、実行時にアプリケーションがコンパイルされるため、開発時にアプリケーション自体へライセンスを組み込むことができません。そのため、ライセンスをApp_Licenses.dllへ組み込み、それを実行時に参照することで、ライセンス付きコンポーネントを利用するようになっています。

「ASP.NET Webサイト」以外のプロジェクト（「ASP.NET Webアプリケーション」など）では、App_Licenses.dllは不要です。 「ASP.NET Webサイト」のプロジェクトでは、本製品を参照設定に追加して使用する方法で使用します。この場合、licenses.licxファイルは自動では作成されませんので、App_Licenses.dllファイルを作成する前に、licenses.licxファイルを手動で作成する必要があります。 別のライセンス付きコンポーネントをプロジェクトに追加した場合など、licenses.licxファイルの内容が変更されたときは、変更後のlicenses.licxファイルから再度App_Licenses.dllを作成し、配布する必要があります。

App_Licenses.dllファイルの作成手順は、以下のとおりです。

1. Visual Studioのソリューションエクスプローラー上で、licenses.licxファイルを右クリックします。
   licenses.licxファイルが配置されているフォルダについては、「licenses.licxファイルの配置場所」をご覧ください。

2. コンテキストメニューから［ランタイム ライセンスの作成］を選択します。

3. Binフォルダ内に、App_Licenses.dllファイルが作成されます。