PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
セルのプロパティ

セルのプロパティは、テンプレートに配置されたセル(以下、テンプレートのセル)に対して設計時に設定を行います。ただし、一部のプロパティは実行時にCloneメソッドでテンプレートから複製されたセル(以下、グリッドのセル)で設定を行うことができます。

セルのプロパティの種類
セルのプロパティには以下の3つの種類があります。
  1. テンプレートのセルでのみ設定可能なプロパティ
  2. テンプレートのセルとグリッドのセルの両方で設定可能なプロパティ
  3. 読み取り専用のプロパティ
テンプレートのセルでのみ設定可能なプロパティ
テンプレートに配置されたセルは、上記のプロパティに加えて、以下のプロパティを設定できます。

  • 各セル型は、Cellプロパティに加えて、それぞれの機能のためのプロパティを持っています。
  • テンプレートのセルでのみ設定可能なプロパティをグリッドのセルに設定した場合、InvalidOperationExceptionが発生します。

テンプレートのセルに設定したプロパティは、実行時に複製されて繰り返し表示されるため、すべての行のセルに対して設定が有効になります。

Imports GrapeCity.Win.MultiRow

Dim TextBoxCell1 As New TextBoxCell()
TextBoxCell1.Name = "TextBoxCell1"
TextBoxCell1.MaximumSize = New Size(40, 40)

GcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(New Cell() { TextBoxCell1 })
GcMultiRow1.RowCount = 5
using GrapeCity.Win.MultiRow;

TextBoxCell textBoxCell1 = new TextBoxCell();
textBoxCell1.Name = "textBoxCell1";
textBoxCell1.MaximumSize = new Size(40, 40);

gcMultiRow1.Template = Template.CreateGridTemplate(new Cell[] { textBoxCell1 });
gcMultiRow1.RowCount = 5;

テンプレートのセルとグリッドのセルの両方で設定可能なプロパティ
セルの書式や値は行ごとに設定できるため、グリッドのセルから設定することが可能です。
グリッドのセルから設定できるプロパティは、Cellクラスの以下のプロパティになります。

  • 各セル型は、上記のプロパティに加えて、それぞれの機能のためのプロパティを持っています。

グリッドのセルにプロパティの設定を行う場合、指定したセルに対してのみ設定が有効になります。すべての行のセルに対して設定を有効にする場合には、テンプレートのセルに設定を行うか、または行ごとに繰り返して設定を行う必要があります。

For i As Integer = 0 To GcMultiRow1.RowCount - 1
    GcMultiRow1.Rows(i).Cells(0).Style.ImeMode = ImeMode.Hiragana
Next
for (int i = 0; i < gcMultiRow1.RowCount; i++)
{
    gcMultiRow1.Rows[i].Cells[0].Style.ImeMode = ImeMode.Hiragana;
}

読み取り専用のプロパティ
上記以外のプロパティは読み取り専用のプロパティになります。
   
参照

 

 


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