PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
行の移動

GcMultiRowコントロールでは、ドラッグ&ドロップで行を移動することができます。

  • 行ヘッダ型セルをドラッグ&ドロップした場合に行の移動が行われます。
  • 行ヘッダ型セル以外のセル型をドラッグ&ドロップした場合、行の移動は行われずにセルの選択操作になります。
行移動の設定

ドラッグ&ドロップで移動できる行は、「1行のみ」または「複数行」を指定できます。

1行のみ移動できるようにするには、AllowRowMoveプロパティにTrueを設定します。

GcMultiRow1.AllowRowMove = True
gcMultiRow1.AllowRowMove = true;

複数行の移動をする場合には、AllowRowMoveMultipleプロパティにTrueを設定します。

  • 複数行の移動を有効にするにはAllowRowMoveプロパティもTrueに設定されている必要があります。
GcMultiRow1.AllowRowMove = True
GcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = True
gcMultiRow1.AllowRowMove = true;
gcMultiRow1.AllowRowMoveMultiple = true;
移動先を示す線色の設定

ドラッグ&ドロップで行を移動する場合、移動先の行を示す線が表示されます。この線の色はMoveRowLineColorプロパティで変更することができます。

次のコードは、移動先の行を示す線を緑色に設定します。

GcMultiRow1.MoveRowLineColor = Color.Green;
gcMultiRow1.MoveRowLineColor = Color.Green;

イベント処理

ドラッグ&ドロップで行の移動が完了するとRowDragMoveCompletedイベントが発生します。RowDragMoveCompletedイベントでは、移動先の行インデックスの取得や、行移動のキャンセルができます。

次のコードでは、10行目以降に行を移動した場合に行移動をキャンセルします。

Private Sub GcMultiRow1_RowDragMoveCompleted(sender As Object, e As GrapeCity.Win.MultiRow.DragMoveCompletedEventArgs) Handles GcMultiRow1.RowDragMoveCompleted
    If e.ToIndex > 9 Then
        ' 行の移動をキャンセルします。
        e.Cancel = True
    End If
End Sub
                        
private void gcMultiRow1_RowDragMoveCompleted(object sender, GrapeCity.Win.MultiRow.DragMoveCompletedEventArgs e)
{
    if(e.ToIndex > 9)
    {
        // 行の移動をキャンセルします。
        e.Cancel = true;
    }
}
参照

 

 


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