PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
CellValidatingEventArgs クラス
メンバ 

GcMultiRowコントロールのGcMultiRow.CellValidatingイベントのデータを提供します。
構文
Public Class CellValidatingEventArgs 
   Inherits CellCancelEventArgs
public class CellValidatingEventArgs : CellCancelEventArgs 
解説

GcMultiRow.CellValidatingイベントを使用すると、新しい値が有効でない場合に現在のセルの変更をキャンセルできます。現在の値を確認するには、FormattedValueプロパティを使用します。現在のセルの状態を確認するには、CellCancelEventArgs.RowIndexプロパティとCellCancelEventArgs.CellIndexプロパティまたはCellCancelEventArgs.CellNameプロパティを使用して、GcMultiRow.Rowsコレクションを通じてセルにアクセスします。変更をキャンセルするには、System.ComponentModel.CancelEventArgs.Cancelプロパティをtrueに設定します。

データバインドモードでこのイベントをキャンセルした場合、新しい値は基になるデータソースに送信されません。仮想モードでこのイベントをキャンセルした場合、GcMultiRow.CellValuePushedイベントは発生しません。

GcMultiRow.CellValidatingイベントは、(現在のセルから離れる前に)入力フォーカスが失われるとき、またはGcMultiRowが検証されるときにのみ発生します。ただし、既定のキーボード設定では、[Enter]キーを押すと編集状態は終了しますが、フォーカスは現在のセルから離れません。そのため、[Enter]キーを押してもGcMultiRow.CellValidatingイベントは発生しません。GcMultiRow.CellValidatingイベントを発生させる場合は、[Enter]キーをSelectionActions.MoveToNextCellアクションまたはSelectionActions.MoveDownアクションに割り当てます。

ユーザーがセル値を編集してから他のセルをクリックすると、セルの値が適用されます。イベントの順序は次のとおりです。

  1. ユーザーがセルをダブルクリックするか、ショートカットキーを押すか、文字キーを押すと、セルが編集状態になります。
  2. ユーザーが編集コントロールまたは編集セルに値を入力します。
  3. 現在のセルでの作業が済んだら、ユーザーが別のセルをクリックします。このとき、新しいセル位置にリダイレクトできます。
  4. ターゲットのセル(新しいセル)の行インデックスが現在のセル(古いセル)の行インデックスと異なる場合は、GcMultiRow.RowLeaveイベントが発生します。
  5. セルの値を検証します。
  6. 編集値の型を、セルで受け入れ可能な値の型に変換します。
  7. この時点で、編集値がセルに適用されます。
  8. ターゲットのセル(新しいセル)の行インデックスが現在のセル(古いセル)の行インデックスと異なる場合は、行の値全体を検証します。
  9. 編集コントロールまたは編集セルがアンインストールされます。
  10. ターゲットのセル(新しいセル)に入ります。

継承階層

System.Object
   System.EventArgs
      System.ComponentModel.CancelEventArgs
         GrapeCity.Win.MultiRow.CellCancelEventArgs
            GrapeCity.Win.MultiRow.CellValidatingEventArgs

参照

CellValidatingEventArgs メンバ
GrapeCity.Win.MultiRow 名前空間
CellValidating イベント
RowValidating イベント

 

 


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