PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
GcBalloonTipNotify



GcBalloonTipNotifyは、PlusPakのGcBalloonTipコンポーネントをMultiRowの検証アクションとして使用するためのクラスです。GcBalloonTipコンポーネントを直接使用する場合と比較して、位置の調整が不要になり、設計時の操作も可能になります。
機能
GcBalloonTipNotifyでは、組み込みのバルーンチップTipNotifyと比較して次の機能を使用できます。
  • バルーンチップの形状の選択(角丸、四角、楕円)
  • 独自のグラデーション
  • 表示位置の指定
  • 前景色と背景色の指定

各機能の詳細はGcBalloonTipNotifyクラスのリファレンスを参照してください。
使用方法
GcBalloonTipNotifyはMultiRowのデザイナの「CellValudateActionコレクションエディタ」から選択できます。



たとえば、デザイナで必須入力を有効にし、値が入力されていない場合のエラーをGcBalloonTipNotifyで表示するには次のように操作します。
  1. 値を検証するセルを選択する。(例: textBoxCell1)
  2. プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  3. 表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「RequiredFieldValidator」を選択し、[追加]をクリックする。
  4. 画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
  5. 表示されたCellValidateActionコレクションエディタでGcBalloonTipNotifyを追加する。
  6. [メンバ]リストでGcBalloonTipNotifyが選択されていることを確認する。画面右のプロパティグリッドでBalloonTipInformationプロパティの[...]ボタンをクリックする。
  7. 表示されたバルーンチップエディタでCaptionとTextプロパティに任意の値を入力する。

  8. [OK]ボタンをクリックしてバルーンチップ エディタを閉じる。
  9. [OK]ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
  10. [OK]ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
  11. デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
  12. textBoxCell1を変更せずに次のセルに移動して検証エラーが表示されることを確認する。
制限事項
  • GcBalloonTipNotifyはデザイナの「実行時」タブで動作しません。この機能はアプリケーションを実行した場合にのみ有効です。
  • GcBalloonTipNotifyのGcBgalloonTipNotify.BalloonTipInformationプロパティはXML ファイルの保存、読み込みの対象ではありません。
   
参照

 

 


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