GrapeCity MultiRow for Windows Forms 11.0J
主な機能

MultiRowは表形式でデータを表示、入力するグリッドコントロールを提供します。MultiRowでは、1レコード複数行を表示する複雑な表画面や明細画面を持つアプリケーションの作成に適した、次のような機能を提供しています。

レイアウトを定義するテンプレートを採用
MultiRowでは、グリッドのレイアウトをテンプレートと呼ばれる別のオブジェクトに定義できます。グリッドコントロールは、テンプレートの定義とデータソースを元に、実行時に入力可能な表画面を作成します。テンプレートには行や列にとらわれない、自由なレイアウトを定義でき、1レコード複数行表示のような複雑な画面であっても、開発者が行の管理に煩わされることはありません。
自由自在のレイアウト
グリッドに求められる機能の充実
以下のような、グリッドに求められる機能が充実しています。
SPREADの外観を再現
スマートタグからSPREAD for Windows Forms のデフォルトスタイルに近い外観を設定できます。セルを選択したときの背景色や文字色、選択したセルに関連するヘッダのハイライト表示、ソートやフィルタリングのアイコンなどをSPREADのような外観に一括で変更できます。
多彩な罫線
セルごとに角を丸める角丸罫線、斜め線を描画するクロス罫線、凹凸を表現する3D罫線など、表画面に求められる罫線を網羅しています。実際の伝票用紙に近いデザインを実現し、エンドユーザーが親しみやすい入力画面を提供できます。
高い柔軟性
デザイナで作成されたテンプレートは、フォームをデザインした場合と同じようにVisual BasicやC#のソースコードとして保持されます。フォームのソースコードと同じ方法で、デバッグやチーム開発での共有、管理が可能です。組み込みのセルを継承してユーザー定義のセルを作成し、複数のプロジェクト間で再利用することもできます。プロジェクトの拡大や長期のメンテナンスに耐えられる柔軟性が提供されています。
標準のグリッドコントロールと同じ操作でより多くの機能
高DPI対応

DPIスケーリングによる拡大について、アプリケーションの実行時に150%や200%の高DPIをサポートします。これらの高DPIは.NET Framework 4.5.2 が利用可能で、かつapp.manifest およびapp.config に以下のような設定がされている場合に有効です。

<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0" xmlns:asmv3="urn:schemas-microsoft-com:asm.v3">
  <asmv3:application>
    <asmv3:windowsSettings xmlns="http://schemas.microsoft.com/SMI/2005/WindowsSettings">
      <dpiAware>true</dpiAware>
    </asmv3:windowsSettings>
  </asmv3:application>
</assembly>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<configuration>
    <startup>
        <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.5.2" />
    </startup>
  <appSettings>
    <add key="EnableWindowsFormsHighDpiAutoResizing" value="true" />
  </appSettings>
</configuration>



  (図)200%のスケーリング(右)

リモートデスクトップに対応

Windows 標準機能のリモートデスクトップにおける利用が動作保証対象になります。

関連トピック

 

 


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