GrapeCity MultiRow for Windows Forms 11.0J
ヘッダによるセル選択

ヘッダをクリックしてセルを選択するには、HeaderCell.SelectionModeプロパティを使用します。このプロパティは、ヘッダがクリックされたとき、どの範囲を選択するかを設定します。このプロパティはHeaderCellを継承するColumnHeaderCell、RowHeaderCell、CornerHeaderCellでも使用できます。
ヘッダ領域に収まるセルだけを選択
HeaderCell.SelectionModeプロパティにContainedCellsを指定したとき、ユーザーがヘッダをクリックすると、ヘッダの領域に収まるセルだけが選択されます。

次の図は、左から順に、ユーザーによる列ヘッダBのクリック、列ヘッダの領域の計算、対象となるセルだけの選択を示します。列ヘッダの領域に部分的に含まれるセルは、選択の対象とならない点に注意してください。

ヘッダの領域の計算には、列ヘッダではセルの幅が使用され、行ヘッダではセルの高さが使用されます。
ヘッダの領域に含まれるセルをすべて選択
HeaderCell.SelectionModeプロパティにIntersectedCellsを指定したとき、ユーザーがヘッダをクリックすると、ヘッダの領域に含まれるすべてのセルが選択されます。

次の図は、左から順に、ユーザーによる列ヘッダBのクリック、列ヘッダの領域の計算、対象となるセルの選択を示します。列ヘッダの領域に部分的に含まれるセルも選択の対象となる点に注意してください。

ヘッダの領域の計算には、列ヘッダではセルの幅が使用され、行ヘッダではセルの高さが使用されます。
行の選択
HeaderCell.SelectionModeプロパティにRowを指定したとき、ユーザーがヘッダをクリックすると、行全体が選択されます。ColumnHeaderCellにこの値を指定することはできません。

すべての行の選択
HeaderCell.SelectionModeプロパティにAllRowsを指定したとき、ユーザーがヘッダをクリックすると、グリッドのすべての行が選択されます。RowHeaderCellにこの値を指定することはできません。CornerHeaderCellではSelectionModeプロパティの既定値がAllRowsです。
選択操作の無効設定
HeaderCell.SelectionModeプロパティにNoneを指定したとき、ユーザーがヘッダをクリックしてもセルは選択されません。この設定は、選択操作を無効にする場合や、カスタマイズした処理を割り当てる場合などに使用します。
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