GrapeCity InputMan for Windows Forms 11.0J
アップグレードアシスタントによる移行の実施

InputManを利用した.NET Frameworkプロジェクトをアップグレードアシスタントで移行する場合は、以下の手順で実施します。

次は、「.NET Frameworkプロジェクトの.NET 6への移行」トピックの「手順2:移行を実施する」-「アップグレードアシスタントによる移行の実施」の手順についてを説明します。

手順1:アップグレードアシスタントを実行する

 [開発者コマンドプロンプト]からアップグレードアシスタントを実行し、.NET 6に移行します。詳細については、.NET アップグレード アシスタントをご参考ください。

  1. Visual Studio 2022でソリューションを開きます。
  2. [ツール]>[コマンドライン]>[開発者コマンドプロンプト]を開きます。


  3. 次のコマンドを実行して、upgrade-assistantを実行します。コマンドを実行すると行われるステップの一覧が表示されます。各ステップの詳細については、.NET アップグレード アシスタントを使用してWindowsフォームアプリを.NET6にアップグレードするをご参考ください。
    コードのコピー
    upgrade-assistant upgrade <プロジェクト/ソリューションファイルのパス>
    

  4. 全てのステップが完了すると、プロジェクトファイルが以下のように変更されます。本移行ではInputManのバージョン11.0.4801.2017を利用しています。
    コードのコピー
    <Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">
    <PropertyGroup>
    <TargetFramework>net6.0-windows</TargetFramework>
    <OutputType>WinExe</OutputType>
    <GenerateAssemblyInfo>false</GenerateAssemblyInfo>
    <UseWindowsForms>true</UseWindowsForms>
    <ImportWindowsDesktopTargets>true</ImportWindowsDesktopTargets>
    </PropertyGroup>
    <ItemGroup>
    <Reference Include="GrapeCity.Framework.InputMan.v34, Version=3.4.4801.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=fdd90f5c44b73170" />
    <Reference Include="GrapeCity.Win.Editors.v110, Version=11.0.4801.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12, processorArchitecture=MSIL" />
    </ItemGroup>
    <ItemGroup>
    <EmbeddedResource Include="Properties\licenses.licx" />
    </ItemGroup>
    <ItemGroup>
    <PackageReference Include="Microsoft.CSharp" Version="4.7.0" />
    <PackageReference Include="System.Configuration.ConfigurationManager" Version="5.0.0" />
    <PackageReference Include="Microsoft.DotNet.UpgradeAssistant.Extensions.Default.Analyzers" Version="0.4.355802">
    <PrivateAssets>all</PrivateAssets>
    </PackageReference>
    <PackageReference Include="Microsoft.Windows.Compatibility" Version="7.0.0" />
    </ItemGroup> </Project>

手順2:参照アセンブリの更新

 .NET Framework用のアセンブリが参照されていますので、削除、もしくは除外します。

 .

  1. プロジェクトファイルを開きます。
  2. プロジェクトファイルに次のような記述がありますので、削除します。ソリューションエクスプローラーから直接削除することも可能です。
    コードのコピー
    <ItemGroup>
    <Reference Include="GrapeCity.Framework.InputMan.v34, Version=3.4.4801.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=fdd90f5c44b73170" />
    <Reference Include="GrapeCity.Win.Editors.v110, Version=11.0.4801.2017, Culture=neutral, PublicKeyToken=0ce01a33ce55ca12, processorArchitecture=MSIL" />
    </ItemGroup>

 

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