True DBGrid for WinForms
現在の行またはセルの強調表示
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マーキーは、グリッドの現在のセルまたは行を表す、強調表示された領域です。MarqueeStyle プロパティは、次の8種類の表示に設定できます。これらは、MarqueeEnum オブジェクトに含まれる列挙体です。

強調表示の色には、システムの強調表示色が使用されます。フローティングエディタのスタイルは、Microsoft Access のデータシートの外見と同じです。点滅するテキストカーソルは、そのセルが編集可能であることを示します。このために、このマーキースタイルはフローティングエディタと呼ばれています。他のマーキースタイルでは、このようにセルが編集可能なモードにならないため、フローティングエディタのグリッドの動作は、他のマーキースタイルのグリッドと異なる部分があります。次に、MarqueeStyle プロパティを MarqueeEnum.FloatingEditorに設定した場合の違いをまとめます。

  1. フローティングエディタでは、EditDropDown プロパティと EditorStyleプロパティが無視されます。
  2. フローティングエディタで AddCellStyle メソッドと AddRegexCellStyle メソッドを使用する場合、Condition 引数の現在のセルビット(CellStyleFlag.CurrentCell) と強調表示された行ビット(CellStyleFlag.MarqueeRow) は無視されます。詳細については、セルにスタイルを適用するを参照してください。
  3. ラジオボタンまたは画像があるセルにはフローティングエディタが表示されません。代わりに点線のセルマーキーが使用されます。現在のセルが通常のテキストを表示するセルに移動すると、フローティングエディタによる強調表示に戻ります。
  4. MarqueeStyle プロパティが MarqueeEnum.Floating Editor に設定されている場合、CycleOnClick プロパティ((ValueItemCollection) に適用される)は無効です。MarqueeEnum.FloatingEditor.
  5. グリッド内のセルをユーザーがダブルクリックしても、C1TrueDBGrid コントロールのDoubleClickイベントは発生しません。最初のクリックによって、フローティングエディタが編集を開始し、クリックされた文字の位置でセルが編集モードになるためです。