グリッド、列、またはスプリットに見出しを付けるには、対応するオブジェクトのCaption プロパティを設定します。
たとえば、次のコードは、グリッド、列、およびスプリットにキャプションを設定します。
C# |
コードのコピー
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//グリッドのキャプション this.c1TrueDBGrid1.Caption = "Grid Caption"; this.c1TrueDBGrid1.Columns[0].Caption = "Column 0 Caption"; this.c1TrueDBGrid1.Splits[0].Caption = "Split 0 Caption"; |
C1DataColumn オブジェクトの Caption プロパティを使用して、各列のヘッダ領域に表示するテキストを指定します。 DataSet に連結されている C1TrueDBGrid を使用している場合、列のキャプションは実行時に自動的に設定されます。
また、設計時には C1TrueDBGrid デザイナを使用して、実行時には C1DataColumnCollectionをコード内で操作して、列のキャプションを設定することもできます。
Caption プロパティは、C1TrueDBGrid コントロール自体にも適用されます。そのため、グリッド全体について説明するヘッダを付加できます。
デフォルトでは、各列の Caption プロパティを明示的に設定しなくても、C1TrueDBGrid によって各列のヘッダが表示されます。ただし、すべての列のヘッダを非表示にするには、ColumnHeaders プロパティを False に設定します。
ColumnHeaders ティで列のキャプションの表示を制御するのと同様に、ColumnFooters property プロパティを使用して、列のフッタ行の表示を制御します。列のフッタの外見は列のヘッダと同じで、データの挿入中でも、常にグリッドの下部に表示されます。
各C1DataColumn オブジェクトのFooterText プロパティを使用して、フッタ行内に表示するテキストを決定します。設計時には C1TrueDBGrid デザイナを使用して、実行時には C1DataColumnCollection コレクションを次のようなコードで操作して、フッタのテキストを設定できます。
C# |
コードのコピー
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this.c1TrueDBGrid1.ColumnFooters = true; this.c1TrueDBGrid1.Columns[0].FooterText = "フッター0"; this.c1TrueDBGrid1.Columns[1].FooterText = "フッター1"; |
Caption プロパティとは異なり、FooterText プロパティには、連結されているデータソースの値が自動的に設定されません。そのため、手作業で設定する必要があります。
ColumnCaptionHeight はスプリット固有のプロパティで、列ヘッダの高さを制御します。デフォルトでは、このプロパティは、HeadingStyle のフォントの設定に基づいています。列ヘッダに複数行のテキストを表示する必要がある場合は、次のコード例に示すように、追加される行が収まるように ColumnCaptionHeight プロパティを大きくします。
C# |
コードのコピー
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this.c1TrueDBGrid1.Splits[0].ColumnCaptionHeight = this.c1TrueDBGrid1.Splits[0].ColumnCaptionHeight * 2; this.c1TrueDBGrid1.Columns[0].Caption = "1行目\n2行目"; |
上のコードでは、「¥n」を使用して、キャプションテキスト内の改行を指定しています。このコードを実行すると、最初の列のキャプションには2行のテキストが含まれ、2番目の列のキャプションは垂直方向に中央揃えされます。
同様に、ColumnFooterHeight プロパティを設定して列フッタの高さを制御したり、列の FooterText プロパティを設定する際に、定数を使って改行を指定することができます。
Split オブジェクトも独自のキャプションを持つことができます。スプリットが1つだけあるグリッドでは、スプリットのキャプションは、グリッドの2番目のキャプションのように使用できます。
ただし、スプリットのキャプションは、複数のスプリットを持つグリッドで使用すると便利です。これは、列をカテゴリ別にグループ化してエンドユーザーに示す場合に理想的です。