Reports for WinForms
手順1:レポート定義の作成
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以下のトピックでは、C1ReportDesigner を使用してレポート定義を作成する方法について説明します。レポート定義の作成は、レポートの表示と同じではないことに注意してください。レポートを表示するために、単に既存の定義をロードし、C1Report.Render メソッドを呼び出すことができます。レポート定義を作成する最も簡単な方法は、Microsoft Access のレポートデザイナに類似したスタンドアプリケーションである C1ReportDesigner を使用することです。

Note: Y注意:コードを使用して、ゼロからレポートを作成することもできます。この方法は余分な作業が必要なりますが、完全な柔軟性が提供されます。独自のレポートデザイナまたは臨時のレポートデザイナを記述することもできます。詳細については、「レポート定義の作成」を参照してください。

C1Report ウィザードは、新しいレポートを作成する手順をステップバイステップで最初から最後まで実行します。開始するには、以下の手順を実行します。

  1. まず、.NET プロジェクトを作成し、C1Report コンポーネントをツールボックスに追加します。新しいプロジェクトの作成についての詳細は、「プロジェクトの作成」を参照してください。
  2. ツールボックスで、C1Report アイコンをダブルクリックし、コンポーネントをプロジェクトに追加します。コンポーネントは、コンポーネントトレイ内のフォームの下に表示されます。
  3. C1Report コンポーネントのスマートタグをクリックし、そのタスクメニューから[レポートの編集]を選択します。
    C1Report ウィザードで、以下の5つの手順を実行してレポートを作成します。

C1Report ウィザードで、以下の5つの手順を実行してレポートを作成します。

  1. 新しいレポートのデータソースを選択します。

    このページを使用して、レポートのデータを取得するために使用する DataSource.ConnectionStringDataSource.RecordSource を選択します。

    次の3つの方法で、DataSource.ConnectionString を指定できます。

    • 文字列を直接エディタに入力します。
    • ドロップダウンリストを使用して、最近使用した接続文字列を選択します(デザイナは、直前に使用した8つの接続文字列の記録を保持します)。
    • ...〉ボタンをクリックして、標準接続文字列ビルダーを起動します。

    次の2つの方法で、DataSource.RecordSource 文字列を指定できます。

    • テーブル]オプションをクリックして、リストからテーブルを選択します。
    • SQL]オプションをクリックして、SQL ステートメントをエディタに入力するか、または貼り付けます。

    手順1の実行:

    以下の手順を実行します。

    1. ...〉ボタンをクリックして、標準接続文字列ビルダーを起動します。
    2. プロバイダ」タブを選択し、リストからデータプロバイダを選択します。この例では、Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider を選択します。
    3. 次へ〉ボタンをクリックするか、「接続」タブを選択します。ここで、データソースを選択する必要があります。
    4. ダイアログボックスを選択するには、〈...〉ボタンをクリックします。[Accessデータベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。この例では、C:\Users\<ユーザー名>\Documents\ComponentOne Samples\Common ディレクトリにある Nwind.mdb を選択します。このディレクトリは、デフォルトのインストールパスを反映したものであり、インストールパスを変更した場合、パスが異なることがあることに注意してください。
    5. 開く〉をクリックします。接続をテストできます。完了したら〈OK〉をクリックします。
    6. OK〉をクリックして、[Accessデータベースの選択]ダイアログボックスを閉じます。
    7. データソースの選択を完了したら、実際のデータを提供するテーブル、ビュー、またはストアドプロシージャを選択します。次の2つの方法で、DataSource.RecordSource 文字列を指定できます。
      • テーブル]オプションをクリックして、リストから[商品]テーブルを選択します。
      • SQL]オプションをクリックして、SQL ステートメントをエディタに入力するか、または貼り付けます。

        たとえば、次のようになります。

        select * from products

    8. 次へ〉をクリックします。ウィザードに従って、残りの手順を実行します。
  2. レポートに取り込むフィールドを選択します。

    このページには、手順1で選択したレコードセットから入手できるフィールドのリストとレポートのグループおよび詳細フィールドを定義する2つのリストが含まれています。グループフィールドでは、データをソートし、要約する方法を定義し、詳細フィールドでは、レポートに表示する情報を定義します。

    マウスポインタを使ってドラッグすることで、あるリストから別のリストにフィールドを移動することができます。フィールドを[詳細]リストにドラッグして、それらをレポートに取り込むか、リスト内でドラッグして、それらの順序を変更します。ドラッグ操作により、フィールドを[使用可能]リストに戻して、それらをレポートから削除します。

    手順2の実行:

    以下の手順を実行します。

    1. マウスポインタを使って、CategoryID フィールドを選択し、それを[グループ]リストにドラッグします。
    2. 〈>>〉ボタンを押して、残りのフィールドを[詳細]リストに移動します。
    3. 次へ〉をクリックします。ウィザードに従って、残りの手順を実行します。
  3. 新しいレポートのレイアウトを選択します。

    このページには、ページ上でデータを整理する方法を定義するいくつかのオプションが用意されています。レイアウトを選択すると、レイアウトがページ上でどのように表示されるかを確認できるサムネイルプレビューが左側に表示されます。レポートには、グループを含まないレポートとグループを含むレポートの2つのレイアウトのグループがあります。希望する最終レポートに最も近いと思われるレイアウトを選択します。

    このページでは、ページの向きとフィールドをページ幅に合うように調整するかどうかを選択できます。

    レイアウトの[ラベル]オプションは、Avery スタイルのラベルの印刷に使用されます。このオプションを選択すると、印刷するラベルの種類を指定するように求めるページが表示されます。

    手順3の実行:

    以下の手順を実行します。

    1. アウトラインレイアウトを維持します。
    2. 次へ〉をクリックします。ウィザードに従って、残りの手順を実行します。
  4. 新しいレポートのスタイルを選択します。

    このページでは、新しいレポートで使用するフォントと色を選択できます。前のページと同様に、表示されるスタイルを確認できるプレビューが表示されます。最も適切と思われるスタイルを選択します(後で、スタイルを改善し、詳細を調整できることを忘れないでください)。

    手順4の実行:

    1. MS PGothic スタイルを選択します。

    2. 次へ〉をクリックします。ウィザードに従って、残りの手順を実行します。

  5. 新しいレポートのタイトルを選択します。

    この最後のページでは、新しいレポートのタイトルを選択し、新しいレポートをすぐにプレビューするか、または編集モードに入り、プレビューする前にデザインの改善を開始するかを指定できます。

    手順5の実行:

    1. 商品レポートなど、新しいレポートのタイトルを入力します。

    2. レポートをプレビューする]を選択し、〈完了〉をクリックします。

      レポートが、デザイナのプレビューペインに即座に表示されます。

レポートは、いくつかの調整が必要であることに気付きます。次の手順では、レポートを修正する方法について学びます。