Reports for WinForms
レポートのセクション
C1Report の使い方 > レポートのセクション

すべてのレポートには、少なくとも5つのセクションが含まれます。これを次に示します。

セクション 説明
Detail 詳細セクション。ソースレコードセット内の各レコードに1度ずつ出力されるフィールドが含まれます。
Header レポートヘッダセクション。レポートの最初に出力されます。
Footer レポートフッタセクション。レポートの最後に出力されます。
Page Header ページヘッダセクション。各ページの上部(オプションによってはレポートヘッダを含むページを除く)に出力されます。
Page Footer ページフッタセクション。各ページの下部(オプションによってはレポートフッタを含むページを除く)に出力されます。

これら5つのセクションに加えて、各グループに2つのセクション(グループヘッダとグループフッタ)が追加されます。たとえば、3つのグループレベルを持つレポートには、11 のセクションがあります。

これらのセクションを非表示にすることはできますが、グループを追加または削除しないかぎり、セクションを追加または削除することはできません。

下の図は、一般的なレポートにおける各セクションの出力方法を示しています。

レポートヘッダ

最初に出力されるセクションはレポートヘッダです。このセクションには通常、レポートを識別する情報が含まれます。

ページヘッダ

次に出力されるのは、ページヘッダです。レポート内にグループが定義されていない場合、このセクションには通常、詳細セクション内のフィールドについて説明するラベルが含まれます。

グループヘッダ・フッタ

次に、グループヘッダ、詳細、グループフッタのセクションが続きます。これらが実際のレポートデータを含むセクションです。グループヘッダおよびフッタには通常、グループの合計、割合、最大値、最小値などの集計関数が含まれることがあります。グループヘッダおよびグループフッタは、GroupBy プロパティによって指定される式の値が、あるレコードから次のレコードへ変化するたびに挿入されます。

詳細

詳細セクションには、各レコードのデータが含まれます。Visible プロパティを False に設定に設定してこのセクションを非表示にし、グループヘッダおよびグループフッタのみを表示することもできます。これはサマリーレポートの作成に便利な機能です。

ページフッタ

各ページの下部には、ページフッタセクションがあります。このセクションには通常、ページ番号、レポートの総ページ数、レポートの印刷日などの情報が含まれます。

レポートフッタ

最後に、レポートフッタセクションが、最後のページフッタの前に出力されます。このセクションは、レポート全体に関するサマリー情報を表示するために使用されます。

カスタムセクション

各セクションの表示/非表示は、Visible プロパティの設定値(TrueFalse)を切り替えることで指定できます。グループヘッダは、Repeat プロパティを True に設定することによって、各ページ(グループの最初のページかどうかにかかわらず)の上部に対して繰り返し表示できます。ページヘッダおよびページフッタは、Layout オブジェクトのPageHeader プロパティと PageFooter プロパティを設定することによって、レポートヘッダセクションとレポートフッタセクションを含むページから削除できます。