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表示領域
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任意の表示オブジェクトには、その子のような、その他の表示オブジェクトを含めることができますが、その他のオブジェクトのコンテナとして専用にデザインされた RenderArea と呼ばれる1つの表示オブジェクトがあります。表示領域とその他の表示オブジェクト(表示テキストなど)の主な相違は、表示領域では、その幅と高さのどちらも Auto として指定される(つまり、対応する寸法が子のサイズによって自動的に決定される)のに対し、その他の種類のオブジェクトでは、自動サイズ調整がオブジェクト自体のコンテンツ(RenderText の文字サイズ、RenderImage の画像サイズなど)によって決定されることです。

デフォルトでは、新しい表示領域を作成すると、その幅はその親の幅に等しくなります(したがって、最上位レベルの表示領域はページ全体、または段組みレイアウトの場合、現在の段落全体に引き伸ばされます)。一方、表示領域の高さは、デフォルトで Auto(Unit.Auto)に設定され、表示領域の子の高さの合計によって決定されます。したがって、最上位レベルの表示領域のデフォルトの動作は、ページ全体の幅を占有し、そのコンテンツのすべてに対応するように必要に応じて下方に伸びることです(場合によっては、複数ページにまたがります)。表示領域の幅を自動(Unit.Auto)に設定できます。ここでは、その領域の子の幅の合計に対応するように調整されます。この場合、この領域の子の幅の合計がページの幅を超えると、水平方向の改ページが行われ、現在のページの右側に拡張されたページが追加されます。水平方向の改ページを禁止(必要に応じて右側の領域をクリッピング)するには、領域の CanSplitHorz プロパティを False に設定します(デフォルトは、True)。